
本名が使えなくなった、のん(能年玲奈)
10月8日、女優・のんがトーク番組『あのちゃんの電電電波♪』(テレビ東京系)にゲスト出演。番組MCのあのちゃんの飼い猫のササキから改名の理由を尋ねられ告白。その発言が話題となっている。
「番組開始早々、共演は初めてだという番組MCのあのちゃんからプロフィ―ルについて質問を受けた女優ののんさん。芸名の話題が上がったタイミングで、番組アシスタントとして声の出演をしている、お笑いコンビ霜降り明星の粗品さんから『なんで改名されたんですか?』と理由を尋ねられたのです。のんさんは『新しい活動をするってなったときに、自由に軽やかにやっていきたかった』と述べ、『心機一転的な?』と振られると『そうですね……』と同意しながら『自分だけの道を進むんだという気持ちでやってきた』と告白していました」(スポーツ紙記者)
この粗品の質問には、《粗品から「何で改名したんですか?」の質問が出てきて一人で色めきだった》《粗品は性格が悪過ぎる》《古くからのファンはゾワッと。》と、賛否分かれる反応がXに書き込まれた。
2006年、本名である能年玲奈の名で、ローティーン向けファッション誌『nicola』(新潮社)のモデルオーディションでグランプリを受賞し、芸能界デビュー。映画『告白』で女優デビューを飾り、2013年度前期放送のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』のヒロイン抜擢で、一躍人気の若手女優となった。だが……。
「2016年7月、所属事務所からの独立を機に、芸名を本名の能年玲奈から現在の『のん』に改名しています。当時はこの独立騒動が大きく取りざたされ、数年間は表舞台で姿を見ることもかなり減りました。独立以降は映画を主軸に活動してきたようですが、地上波に復帰できたのは、今年の4月期日曜劇場『キャスター』(TBS系)の3話ゲストとして。実に、11年ほどかかりました。
これだけの大騒動と、それをきっかけとした改名の流れを粗品さんも知らないはずないのですが……。粗品さんがぶっこんだ“ド直球質問”には驚いた視聴者も多かったようです。
それにしても、のんさんの“かわし方”も見事でしたね。あくまでポジティブな表現で自身の心境を表わしていました。
のんさんは、冷遇されていた時期も地道に演技などに向き合い、キャリアを積み重ねてきたと聞きます。その結果の表われか、独立以降もいくつもの映画賞などを受賞してきました。独立してから9年、自分の好きなことができて、それが支持されているという自信から当時の心境について語ったのでしょう」(芸能記者)
のんがダークヒーローを演じていることで、公開前から話題となっていたABEMAオリジナルドラマ『MISS KING / ミス・キング』。同作は9月29日から配信開始し、日本のみならずアジアでも好調な滑り出しをみせている。今後も国内外で俳優・アーティスとして幅広いジャンルで独自の活動を続けていくに違いない。