
Number_iの平野紫耀
10月11日、3人組アーティスト Number_i の全国ツアー『Number_i LIVE TOUR 2025 No.㈼』が開催された。北海道の真駒内セキスイハイムアイスアリーナで初日を迎えたのだが、そのライブの内容をめぐって、ファンの間で波紋が広がっている。
今回のライブツアーは、全国8都市を回り、計25公演。去年に引き続き、秋から年末にかけて開催されることになり、ファンも心待ちにしていた。しかし、蓋を開けてみると予想外のライブ内容に落胆する声が届いたという。
「X上には、ライブ直後から、参加したファンのライブレポートが続々届いていました。そのなかでも目立ったのは、会場内にメインステージが1つだけという、今までにない会場設計に戸惑う声や、ライブ時間が1時間半ほどと短めの設定になっていた “塩対応” に不満を抱く声です」(芸能ジャーナリスト)
実際のXには、
《本人たちだけが楽しそうなライブだったwww これ以上はもう推せないかもしれない》
《しかもライブ1公演1時間半、もう笑うしかない笑。笑えない。手抜きもいいところ》
《ライブの構成、演出は誰が担当だったんだろーかなんか、どんどん悪化してくの見ててツラいわ》
などと、怒りの声をあげるファンも。そんな声があがる背景を、前出の芸能ジャーナリストがこう指摘する。
「不満の声をあげているのは、旧ジャニーズ時代から応援してきたファンが多い印象です。古巣でのコンサートは、メインステージ以外にも、センターステージや花道など、移動が多い設計になっていることがほとんど。ライブ時間も2時間前後が一般的です。そうしたアイドル時代のライブと比べて、違和感を覚えたファンがいても不思議ではないでしょう」
今回のライブは、過去とは違う新感覚のライブとなっていた。それは、彼らが目指す世界的アーティストという方向性が影響しているのだろう。
「Number_i が目指すのは、やはり世界という舞台。アイドルではなくアーティストなのです。今回のライブも、生オーケストラによる音にこだわった演出や、ダンサーによるパフォーマンスが組み込まれるなど、より芸術的な演出が多かったように思います。
Number_i としてデビューしてからまだ約2年。試行錯誤を繰り返す過渡期なのでしょうが、ファンにとってその変化は、手の届かない存在になっていくような寂しさにもつながっているのでしょうね。
“アーティスト” という目線で見れば、問題のある内容ではまったくなかったですからね。もっと近くで見たいという思いが、こうした不満の吐露につながっているのかもしれません」(前出・芸能ジャーナリスト)
変化に痛みがともなうのは、仕方のないことだ。