
フジ・スポーツ番組のエースアナ
10月7日、バレーボールの歴史的な一戦が東京・有明アリーナで開催された。日本のトップクラブ「サントリーサンバーズ大阪」とヨーロッパの強豪クラブ「シル・サフェーティ・ペルージャ」による親善試合だ。
「注目は、ペルージャ所属の石川祐希選手と、サントリー所属の髙橋藍選手という、日本・欧州で活躍する日本人選手同士の対戦でした。試合はペルージャの勝利となりましたが、ハイレベルな戦いに、会場は熱気に包まれました」(スポーツ紙記者)
盛り上がる会場で、ひときわ熱心に中継をおこなっていたのが、フジテレビの佐久間みなみアナウンサーだ。白のジャケットにグレーのワイドパンツに身を包み、笑顔を見せた。フジを代表するスポーツアナとして活躍する佐久間アナについて、女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏が語る。
「佐久間アナは2020年に入社してから、報道番組のフィールドキャスターで下積みを重ね、2021年7月に『Live News イット!Weekend』のスポーツキャスターを担当することにになりました。そして2022年、宮司愛海アナの後任として、フジの看板スポーツ番組『S-PARK』メインキャスターに抜擢されます。番組の初取材では、当時ロッテに所属していた佐々木朗希投手の完全試合に当たるという奇跡に遭遇し、メジャーリーグの現地取材では大谷翔平選手のプロ初となる満塁ホームランの試合に当たるなど、ミラクルが重なって“もっている女子アナ”と呼ばれ、話題になりました。
2024年5月には『すぽると!』の関連企画で「『すぽると!』特別編集 佐久間みなみ1stフォトブック みなみから」を発売し、売れ行きも上々でした。単なるスポーツアナとしての枠を超えた活躍を見せています」
2024年には、パリ五輪で現地キャスターとして活躍したが、2026年のミラノ五輪の起用も現実的だという。
「パリ五輪では、元卓球選手の石川佳純さんと一緒にメインキャスターを担当し、自らが進行を務める『ジャンクSPORTS』などでの交流を武器に、バレーボールをはじめとするアスリートたちの様子を伝えることで好評を博しました。フジの内部でどのような議論を進められているかは不明ですが、現時点で佐久間アナ以外にミラノ五輪のメインを担当しそうな適役が見当たらない、というのが正直なところです。佐久間アナは中学1年から高校2年の夏まで、アメリカのペンシルバニア州で過ごし、TOEICの最高得点は945という英語力の持ち主です。それも、スポーツアナとして有力な武器であるのに間違いありません」(丸山氏)
ぜひミラノ五輪でも、その実力を発揮してほしいところだ。