
中国による日本支配を肯定するような発言が物議を醸している高陽子(Instagram「koh_yoko_official」より)
《日本に生きる一人として、この問題を軽視することはできません。説明を求めます。》
10月12日に放送された『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)での発言が批判を呼んでいる、中国出身の女優・高陽子。自身のInstagramにも冒頭のような声が複数、寄せられ、日本国民の大きな怒りを買っている。
「高さんは、奈緒さんと松田龍平さんのダブル主演で、2025年1月から3月までNHK総合で放送されたドラマ『東京サラダボウル』などにも出演した、中国出身の女優です。『TVタックル』に出演した高さんは、自民党の高市早苗新総裁の靖国神社参拝には反対として、『私のおじいちゃんも軍人だったんですけど、私のおじいちゃんも、ひいおじいちゃんも日本軍に殺されてしまって。もちろん日本軍も亡くなってます。それをわかってほしい』などと、涙を浮かべながら持論を展開。閣僚在任中から靖国参拝を重ねてきた高市氏に対して、靖国参拝をやめてほしいなどと発言しました。
さらに『高市新総裁への期待と不安 外交問題は?』というテーマで、元宮崎県知事・東国原英夫氏、経済評論家・岸博幸氏、起業家の安部敏樹氏らをまじえて議論が進められるなか、アメリカとの関税交渉をめぐるトランプ大統領との外交の話題に。東国原氏の『(日本はトランプ大統領が求める)防衛費を上げませんとは言えない』、岸氏の『世界中はいま、トランプさんに逆らえませんから』などの話を受け、高さんは『本当に(米国に)逆らったらどうなるんですか?』と質問。
これに東国原氏が『中国が出てきます』と返答すると、高さんは『中国が出てきてどうなるんですか?』と続けて質問。東国原氏が『中国の支配下になります』と語ると、高さんは笑顔で『いいじゃないですか!』と発言したのです。東国原氏はあ然とした表情を浮かべ、進行の阿川佐和子さんもひきつった笑顔を浮かべるなど、スタジオは騒然となりました」(芸能記者)
高の発言は、SNSでも瞬く間に話題に。X上では、
《これが、中国の本音なのだと思いました》
《ドヤ顔で言っていましたが、周りの人たちの曖昧な笑い顔も非常に不快でした。たけしさん!しっかりして下さいよ》
など、批判が巻き起こっている。
「高さんは、1月に自らのInstagramで『東京サラダボウル』への出演を報告した際、《わたし自身も在日外国人の当事者として、異国で生きることの大変さを経験してきました。そこに光をあててくれたこの作品を通して、一人でも多くの方が、一つのサラダボウルのように、それぞれが持つ個性を全て包み込んでくれる、そんな社会であったらいいなと思ってもらえたら嬉しいです》とコメントしていました。しかし、今回の『日本は中国の支配下でいい』という発言は、そのコメントとは真逆なものとして、批判を集めています。
高さんの発言を問題視する声は、著名人からもあがっています。2025年7月の参院選に大阪選挙区から立候補し、25万票を獲得するも7位で落選した世良公則氏は、高さんの発言を報じる記事のURLを貼りつけ、《皆さんはどう思いますか。》とポスト。この投稿にも多くのコメントがつくなど、波紋が広っています」(前出・芸能記者)
「個性を包み込んでくれる社会」とは、支配から自由なものであるはずだが……。