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【テレビ界の“いびつな競争”】『夜ふかし』桐谷さんが“暴露”した日テレからの“裏被り禁止”通達が波紋

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記事投稿日:2025.10.15 16:20 最終更新日:2025.10.15 17:51
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
【テレビ界の“いびつな競争”】『夜ふかし』桐谷さんが“暴露”した日テレからの“裏被り禁止”通達が波紋

桐谷広人さん

 

 10月14日、投資家でタレントとしても人気の桐谷広人が自身のXを更新。自らが世間に知られるきっかけを明かし、ネット上で話題を呼んでいる。

 

 発端となったのは、あるフォロワーの《桐谷さんを発掘したテレビマンはすごい》という投稿だ。

 

「これに対し桐谷さんは《私を発掘したのはカンニング竹山さん》と反応し、《台本を無視して喋ったところ『なぜ今まで見つけられなかったんだ』とサンミュージックに入るよう言ってくださり(お断りした)》と明かし、事務所入りを勧められていたことを示唆していました」(芸能ジャーナリスト)

 

 きっかけとなったのが、2012年放送の『カンニング竹山の銭ナール』(毎日放送)だ。

 

「内容は“マネー情報系アイドル育成バラエティ”で、桐谷さんは当時、個人投資家として紹介されていました。その独特の語り口と“株主優待で生活する男”という異色のスタイルが評判を呼び、以後『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)などへの出演を重ね、人気者となっていきました」(放送作家)

 

 今回の投稿では、《夜ふかしに出て、他のバラエティは出演禁止になりました(いろいろ出ると視聴率が落ちるとのことで)》とも明かし、テレビ業界の独特な“裏事情”をさらりと語っている。この“あっけらかんとした暴露”に、称賛の声が相次いでいる。

 

 X上では、

 

《さらっとお断りの件を言えるあたりが桐谷さんの魅力ですね!》

 

《カンニング竹山さんが!知らなかったです?!》

 

《夜ふかしひどい!って一瞬思ったけど、人気出る手段としておそらく正解ですね》

 

 と、驚きと納得の声が並んだ。

 

「桐谷さんは1975年にプロ棋士としてデビュー。1984年に東京証券協和会の将棋部師範を務めたことをきっかけに、株式投資の世界にのめり込んでいきました。以後、独学で資産を築き、10月放送の『月曜から夜ふかし』では『資産は7億円』と明かし、視聴者の度肝を抜きました」(前出・放送作家)

 

 株主優待を駆使して生活費をほとんど現金で賄わず、移動は自転車で行き来するという“桐谷スタイル”は、番組の名物企画にもなっている。

 

「桐谷さんの魅力は“経済の人”でありながら、決して難しいことを言わない点にあります。優待生活を通じてお金の使い方をエンタメ化し、一般視聴者にも身近に感じさせた功績は大きいです。本人の真面目さと天然キャラのバランスが絶妙で、唯一無二の存在になっています」(前出・放送作家)

 

 一方で注目されたのはテレビ業界に今なお残る“被り厳禁”という事情だ。

 

「直近では、バズレシピで知られる料理研究家のリュウジさんも、テレビ業界が局ごとにタレントを囲おうとする習慣を告発し、話題になりました。桐谷さんが明かしたとおり、テレビ局からすると他局に出演されてしまうと、“独自コンテンツ”としての強みが無くなってしまうため、なるべく囲い込もうとする傾向はあります。もちろん、なんら法的な拘束力はないわけですが、特に芸能事務所に所属しているわけでもない場合、やはり交渉するのは大変でしょう。

 

 SNSが発達し、テレビに出る個人が自由に発言できるようになってきたことで、こうしたいびつな競争にも疑問の声が寄せられるようになってきました。そろそろ古い習慣も見直すタイミングに来ているのかもしれません」(芸能ジャーナリスト)

 

 どこのテレビ局で“発掘”されようと、幅広く活躍してほしいものだが……。

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