
有吉弘行
10月14日、年末の『NHK紅白歌合戦』の司会者が発表された。
3年連続となる有吉弘行のほか、女優の綾瀬はるかが6年ぶり4度目の司会を務める。ほかに、2025年前半期のNHK連続テレビ小説『あんぱん』で主演を務めた今田美桜が初出場となるほか、2年連続となるNHKの鈴木菜穂子アナウンサーが起用される。
有吉に関しては事前の予想どおりの展開となったが、X上では違和感を示す声も聞かれる。
《紅白司会また有吉かよく知らんので調べたら一応レギュラーはあるっぽいけど貢献度そこまで高い感じもしないのに何なんだろ? 最近も燃えてたし、司会スキル高い訳でも無し》
《有吉は何で外されないんだろうな紅白の有吉はガチガチな感じでつまらないんだけどな》
《NHKはどうして紅白の司会に有吉を起用するのか? 意味わからん! 紅白好きの高齢者達は有吉見たくないと思う。若年層ですら有吉支持してる人いない》
こうした声が聞かれる理由を放送作家が語る。
「有吉さんのウリといえば毒舌芸ですが、紅白ではその姿を封印しています。そのため、無難すぎてつまらないといった声がこれまでたびたび出ていました。
要するに、お笑いファンが期待するような活躍ができていないのです。ある種の安定感があるのは事実ですが、代わり映えしないと、不満を感じる視聴者がいるのも無理はないでしょう」
紅白の出演者は、知名度はもとより、NHKの各番組への貢献度も加味される。
「有吉さんは、同局で2019年よりレギュラー番組『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』を持つほか、今年は大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』にも服部半蔵役で出演しています。
この大河出演も、3年連続の紅白の司会起用への “布石” と言われましたが、予想どおりの展開となりました。ただ、朝ドラの主演をつとめる今田さんと比べ、貢献度としてはそこまで高くないのは事実です」(前出・放送作家)
評判は芳しくないにもかかわらず、有吉が起用される背景には、昨今のテレビ事情も関係しているようだ。
「有吉さんより前には、2017年から2020年までウッチャンナンチャンの内村光良さんが4年連続で総合司会を務めていました。2020年には、内村さんとともに大泉洋さんが白組司会を担当し、その後も大泉さんは2022年まで3年連続で司会を務めました。
正直、知名度の高さや、ある程度のMC力を加味した場合、内村さん、大泉さんクラスの男性タレントがほかにいないんですよ。有吉さんの選出は、ある意味、消去法的に選ばれたとも言えるでしょうね」(同)
この様子では、“4年連続” は難しそうだが……。