
『第76回NHK紅白歌合戦』司会として発表された有吉弘行(左)と綾瀬はるか
10月14日、『第76回NHK紅白歌合戦』の司会者が発表された。2025年は女優・綾瀬はるかと今田美桜、タレントの有吉弘行、NHKの鈴木奈穂子アナウンサーの4人が務めるという。
「有吉さんは3年連続3回めの司会となります。今田さんは、2025年放送の連続テレビ小説『あんぱん』のヒロインだったため、順当な配役とも言えます。一方で綾瀬さんは、2019年以来、6年ぶりの司会に抜擢されました。
綾瀬さんと有吉さんは同じ広島県出身のため、有吉さんもコメントで『親近感もあります』とつづっています。戦後80年という節目の年であることも、今回の配役に影響しているのかもしれません」(芸能記者)
だが、綾瀬と有吉は同郷とはいえ、過去の共演は多くない。Xでは、綾瀬の前回の司会ぶりを思い返し、有吉とのタッグに不安を覚える人の声も集まっている。
《綾瀬はるかさんと有吉弘行氏って相性悪そうじゃない?大丈夫?》
《綾瀬はるかと有吉、司会経験はどっちもあるけど一緒にやったことない組み合わせだから怖いな》
過去に3回『紅白』で司会を務めている綾瀬は、毎回、まさに“天然炸裂”といった言動が話題を呼んでいた。2013年の『第64回』では、浜崎あゆみの歌唱後に「浜崎あゆみさん、ありがとうございました」と言うはずが「浜崎あゆみのみなさんでした!」と宣言。採点のためのボールを暴投し、北島三郎の頭上すれすれをかすめたこともあった。2019年の司会時は“ノーミス宣言”をしたはずが、「紅組の司会は3回めとなりますが」と言うところを「紅組の司会めは」とかむ“通常運転”ぶりを発揮した。
「綾瀬さんの司会は、ミス連発も含めお茶の間を楽しませてきましたが、“グダグダすぎる”という指摘も一定数、聞こえていました。今回も、これまで同様の司会ぶりが予想されるなか、難しいのが有吉さんの立ち回りです。
有吉さんは3回めの『紅白』司会ですが、NHKの歴史ある番組、という意識が強すぎるのか、ふだんの毒舌ぶりを封印してきました。安定した進行にはなるんですが、安全運転すぎる姿勢が『持ち味が生かされず、平坦すぎる』と不評でもあったんです。毒舌を封印された有吉さんが、おそらくミスを連発するであろう綾瀬さんにどこまでツッコめるのか。それ次第で、番組のおもしろさが変わってきてしまうのでは」(芸能記者)
これまで大物有名人たちが、緊張のなか乗り切ってきた『紅白』司会の大役。今回も目が離せないというわけか。