
菅田将暉
10月15日、ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(フジテレビ系)の第3話が放送された。
脚本は三谷幸喜。二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波ら豪華キャストとともに、菅田将暉の奮戦ぶりが話題の作品だが、第1話の放送直後からXでは、
《登場人物多すぎて全然覚えれる気がしない》
《何がなんだかよくわからない 主役級の人が、どんどん出て来て画面が派手だが、芝居をテレビでかけているよう》
など、困惑の声が多数みられた。視聴率も第1話が5.4%、第2話が4.4%、そして第3話が4.0%と、まさかの大苦戦だ(ビデオリサーチ調べ、世帯平均、関東地区)。
「秋ドラマの目玉と見られていただけに、この数字は意外です。とはいえ、根強い人気を誇る三谷作品のこと、ネット配信『TVer』ではさぞや視聴されていると思ったのですが、こちらも数字が伸びていません」(芸能記者)
TVerの「お気に入り数」をみると、『もしもこの世が〜』は56.4万(10月16日12時時点、以下同)。ほかの民放秋ドラマは
・『相棒season24』(テレビ朝日系)92.9万
・『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)92.6万
・『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS系)63.9万
・『絶対零度〜情報犯罪緊急捜査〜』(フジテレビ系)62.6万
・『良いこと悪いこと』(日本テレビ系)60.3万
・『フェイクマミー』(TBS系)59.9万
・『ESCAPE それは誘拐のはずだった』(日本テレビ系)59.9万
・『緊急取調室』(テレビ朝日系)58.0万
となっている。なんとまだ第1話が放送されていない『緊急取調室』よりも「お気に入り数」が少ないのだ。『相棒』の強さはさすがだが、竹内涼真の “ダメ男” ぶりが話題の『じゃあ、あんたが〜』が猛追、トップに立つ勢いとなっている。
視聴率も、『相棒』『ザ・ロイヤルファミリー』は10%超。『じゃあ、あんたが〜』は、第1話6.3%から第2話が7.0%と上昇している。
どうした、三谷?
「確かに第1話はほぼ登場人物の紹介で、ドラマという意味では退屈でした。しかし第2話、第3話とストーリーが動き出し、各登場人物のキャラクターの魅力が光り始めました。
舞台のように限られた空間で人間模様を描くのが三谷さんの真骨頂ですが、今回の『もしもこの世が〜』はまさにそうで、三谷さんの初期の傑作ドラマ『王様のレストラン』を彷彿とさせます。まだまだこれからおもしろくなっていくはずです」(同)
Xでも、第3話放送後には
《第3話、いいですね!やっと物語が動き出した感じがあるぞ》
《もしもこの世が舞台なら、ちょっと面白くなってきたかも?》
などの意見が多数見られる。「三谷マジック」で大逆転劇はあるか——。