
ドラマ『フェイクマミー』(TBS系)の撮影をしていた川栄李奈
10月初旬にもかかわらず、東京の気温は30度に届こうとしていたなか、江東区内の公園では、紺色のスーツを着た川栄李奈がドラマの撮影に臨んでいた。
「10月からスタートしたドラマ『フェイクマミー』(TBS系)のロケでした。川栄さんと波瑠さんのダブル主演で、川栄さんが演じるのは元ヤンキーのシングルマザーで、ベンチャー企業の社長役。愛娘の小学校受験のために、波瑠さん演じる東大卒の元大手企業勤務の女性に、母親役を変わってほしいと依頼するストーリーです。
この日は、公園の横を流れる運河沿いで、フォーマルスーツ姿の川栄さんが、娘役の池村碧彩(あおい)さんと楽しそうの歩いているシーンの撮影でした。その後ろを、波瑠さんが歩くシーンもありました」(テレビ局関係者)
ロケ現場は、傍から見ても和気あいあいといったものだった。
「川栄さんと子役の池村さんは、撮影の合間に談笑していて、いかにも楽しそうでした。2人が全力でふざけあってると、波瑠さんも近づいてきて3人でニコニコしていました。川栄さんは、池村さんがかわいくて仕方ないといった様子で、まわりのスタッフにもそれが伝わっているようで、いい雰囲気でした。それでも、撮影に入ると3人とも表情が一変し、『さすが人気女優たちだ』と思いました(笑)」(居合わせた人)
2015年にAKB48を卒業した川栄は、女優活動に専念し、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』をはじめ、数々のテレビドラマや映画に出演してきた。
「アイドル業から気持ちを完全に切り替え、“新人女優”として、一から下積みを重ねてきたことがいまに生かされています。演技力は非常にハイレベルで、セリフ覚えもかなり早く、間違いがほぼないので、現場のスタッフからの信頼は厚いです。もはや“大女優”となったいまでも、つねに低姿勢なことでも知られています」(芸能記者)
女優になって10年、テレビで見ない日はないといってもいいほどだ。
「私生活では、2019年に俳優の廣瀬智紀さんと結婚し、同年11月に第1子を出産しました。2023年には第2子も誕生し、現在は5歳と2歳の2児の母です。多忙な日々のなか、2025年8月には初の写真集を発売しました。本人の30歳と、デビュー15周年を記念しての写真集で、ランジェリー姿などドキッとするカットもあります。本人は『もう写真集は出さない。最初で最後』と宣言していますが、今後も期待するファンはいるでしょう」(同前)
乗りに乗っている川栄の活躍は、ファンやスタッフに愛される存在だから成し得るのかもしれない。