
吉沢亮
9月末から放送が始まったNHK朝の連続テレビ小説『ばけばけ』。小泉八雲の妻をモデルにしたヒロインを、女優の髙石あかりが演じている。4週目となった現在、あるキーパーソンの登場に、視聴者が沸いている。
「『怪談』などの名作を残した明治の作家・小泉八雲と、その妻の松野セツをモデルにした本作。これまで、旧武家である松野家が借金苦にあえぎ、トキが婿にとった銀二郎も、松野家での扱いを苦にして出奔する様子が描かれてきました。21日放送の第17回では、その銀二郎を追って東京まで出てきたが、彼の下宿を探しだす様子が描かれました。そこには、松江出身で随一の秀才と言われる、錦織友一らが銀二郎と住んでいたのですが……。
この錦織を演じるのが、吉沢亮さん。現在、日本実写邦画史上最高成績に迫る『国宝』に主演し、大注目を浴びている吉沢さんだけに、この初登場回には視聴者も大喜びでした」(スポーツ紙記者)
2024年12月には、泥酔した吉沢が自宅マンションの隣室に間違って侵入する騒動もあり、一時は芸能界での今後に不安がさしていた吉沢だが、『国宝』の大ヒットを機に評価は一転して急上昇している。Xでは今回の登場に、《国宝の吉沢亮きた!後光が差して眩しい!》《脱落しそうだったけど、吉沢亮の登場で、復活した。笑。》《朝から吉沢亮はいいなぁ》と絶賛の声も多い。中には《吉沢亮さん、進次郎構文言ってる》との指摘もあったが……。
「この日の放送では、トキと錦織の間で、銀二郎をめぐって応酬が繰り広げられました。銀二郎を出してほしいと訴えかけるトキと、『帰ってくれ』と追い返そうとする錦織の掛け合いはコミカルに描かれました。その中で吉沢さん演じる錦織から『今、取り込みだと言っておる。取り込み中というのは、取り込み中ということだぞ』というセリフが飛び出してきたのです。この、同じ言葉を繰り返す“進次郎構文”に笑った視聴者も多かった様子です。
珍妙な登場となった吉沢さん演じる錦織ですが、今後も重要な役柄を演じる様子。今後は松江中学校で教師を務め、松江で、トキと結ばれると思われるヘブンをサポートしていくといいます。トキ夫妻にも深くかかわる様子ですが、吉沢さんはこの役について『台本を頂いたら思っていた2.5倍くらい英語だった』と語っており、今後は流ちょうな英語芝居も見せていくと思われます。
第1週の週平均視聴率は15.5%(関東地区/ビデオリサーチ調べ、以下同)、第2週は14.8%、第3週は14.7%と徐々にペースダウンしています。今や“国宝級俳優”となった吉沢さんが、この流れにどう影響していくのか、注目が集まっています」(同前)
ヒロインの髙石だけでなく、吉沢の好演からも目が離せない。