木村拓哉、チョコのCMで“指くるくる”に「わざとらしい」視聴者困惑…いまだ求められる“キムタク像”

 

「食べていいんですか?」

 

　木村拓哉がそう聞いて、チョコをほおばると、言葉を発することなく指を動かす──。放送中のCMで見せる、木村の独特の仕草が、SNSをざわつかせている。

 

　注目を集めているのは、9月30日から全国で放送中の「ロッテ プレミアムガーナ」のCM。木村は同シリーズの新CMキャラクターに起用され、「劇的一粒」篇が流れている。

 

「プレミアムガーナを食べた木村さんは、『どうですか?』というインタビュアーの問いかけには答えず、両手でピアノを弾くような動きを見せます。最後に、口のまわりを指でくるくる動かす、独特な仕草をするのです。CMのキャッチコピーが、『言葉を失う、劇的一粒』なので、まさに多くを語らず、商品の魅力を伝える内容になっています」（スポーツ紙記者）

 

　木村のCMに関して、Xでは《キムタクすぎる》と、称賛する声が見受けられる。しかし、一方で、

 

《わざとらしさが際立つ》

 

《ファンはあれ見て素敵!カッコイイ!ってなるんか?》

 

　といった、困惑する声もあがっている。賛否が分かれたのは、やはり木村の“指くるくる”アクションが原因のようだ。

 

「木村さんはバラエティ番組のグルメロケで、料理を食べた際、感想を求められてもすぐに話さず、少し間を置いてからコメントすることが多いのです。もちろん、食事中にしゃべらないという、マナー的な意図もあるのでしょうが、この“間”に対して、SNSで『カッコつけている』と指摘されることもしばしばでした。

 

　今回も、お菓子のCMなのに、商品の感想を言葉でなく、手で表現する様子に賛否が分かれたのだと思われます。CMを撮影する際、あらかじめ決められたセリフはなく、監督とのインタビュー形式で進められたようです」（芸能記者）

 

　かつて木村は、多くのCMに出演していたものの、2023年10月、旧ジャニーズ事務所の性加害問題の影響で、立て続けに起用中止になった。しかし、事務所の問題から2年が経ち、再びその勢いを取り戻しつつある。

 

「男性向けエステサロン『男のエステ ダンディハウス』や転職サービス『マイナビ転職』、鉄鋼メーカー『淀川製鋼所』（以下、ヨドコウ）など、10社以上のCMに出演しており、STARTO ENTERTAINMENTでもトップクラスのCM起用数です。

 

　ヨドコウのCMでは、木村さんがカメラでアップの“キメ顔”を浮かべながら、『おさまるな、ヨドコウ』と語りかけるなど、主張の強い内容になっています。かつての木村さんは、ドラマで演じる役柄のような、やや気取ったキャラクターが認知されていましたが、最近は、YouTubeチャンネルで家系ラーメンを絶賛したり、100円ショップの商品に興奮したりなど、親しみやすい姿が好評です。とはいえCMでは、やはりかつての“キムタク像”を求められるのかもしれません」（同前）

 

　少々クセのある仕草も含めて、「プレミアムガーナ」のCMはSNSで大きな反響を呼んでいる。起用側からすれば、宣伝効果はバッチリだったのかも。