
Snow Man・向井康二(写真・本人Instagramより)
10月20日、9人組アイドルグループ「Snow Man」の向井康二が、バラエティ番組『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演した。かつて向井とともに芸能活動をしていた兄もテレビ出演し、注目を集めたが、“あるトーク”がファンをざわつかせている。
この日は、「超破格タイ旅行スペシャル」と題し、母親がタイ人の向井とミャンマー出身の俳優・森崎ウィンがゲスト出演。向井は兄弟トークに花を咲かせた。
「向井さんのお兄さんはかつて旧ジャニーズ事務所に所属し、兄弟で『ムエタイ向井ブラザーズ』として活動していた時期がありました。長らく、芸能活動はしていなかったお兄さんがスタジオに出演し、15年ぶりに兄弟でパフォーマンスを披露したのです。ただ、これまで向井さんの口からお兄さんについて語ることは少なく、“兄弟トーク”が解禁になったといえます」(スポーツ紙記者)
向井は幼少期のことや兄弟でタイのムエタイジムに通っていたエピソードを語り、思い出話に花を咲かせた。ただ、放送後のXでは、
《仕方ないんだろうけど、ムエタイジムでのスカウトの話でジャニーさんの名前出せないの切ないし悲しかったね…》
《事務所の人がスカウトしたって言うのね》
《ジャニーさんと言えないから、スカウト話は事務所の偉い方とか事務所の方になって悲しい気持ち》
など、向井のエピソードトークに困惑する声があがっている。向井が事務所入りした際の話題が注目を集めたようだ。
「スタジオで、向井さんがお兄さんとムエタイジムに通っていた当時の写真が公開されました。この写真はジムにも飾られていたそうで、向井さんは『これをきっかけにこの事務所にいる』と告白。続けて、『事務所の人が来て、写真を見て僕をスカウトしてくれたんです』と、話しました。
“事務所の人”と称したこの人物が、旧ジャニーズ事務所の創業者の故・ジャニー喜多川氏だったのです。過去に、向井さんはバラエティ番組や雑誌のインタビューで、ジャニー氏が偶然、道場を訪れた際、兄弟の写真に目を留めて、道場の関係者に連絡先を聞き、向井さんの家に電話をかけたことが事務所入りのきっかけだったことを明かしています。今回は、番組の最後までジャニー氏の名前を出さなかったため、変化に気づく人も多かったのでしょう」(芸能記者)
ジャニー氏をめぐっては、2023年9月に旧ジャニーズ事務所が生前の性加害問題について認めて謝罪した。その後、事務所は「SMILE-UP.」に改名し、2024年4月からタレントのマネジメント業務をおこなうSTARTO ENTERTAINMENTが始動した。あれから2年が経ったが、その爪痕は消えない。
「2019年に逝去したジャニー氏ですが、これまではタレントがジャニー氏にスカウトされたエピソードやものまねをテレビで披露していました。しかし、性加害問題が明らかになり、タレントがジャニー氏に言及することはなくなったのです。
向井さんも2022年6月の『ザ! 世界仰天ニュース』(日本テレビ系)では、ジャニー氏の名前を出してスカウト秘話を話していましたが、いまでは“恩人”に触れること自体がタブーになりつつあります。創業者にまつわるエピソードが“黒歴史”のようになっている印象を受けたファンもいたのだと思われます」(同前)
ジャニー氏が起こした問題の影響は、あまりにも大きい。