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『月曜から夜ふかし』“中国ではカラス食べる”捏造問題 黒幕はチーフディレクター「オチが弱い」とダメ出し、ネットでは呆れ声

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記事投稿日:2025.10.22 17:27 最終更新日:2025.10.22 18:59
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
『月曜から夜ふかし』“中国ではカラス食べる”捏造問題 黒幕はチーフディレクター「オチが弱い」とダメ出し、ネットでは呆れ声

『月曜から夜ふかし』MCを務めるマツコ・デラックス

 

 放送倫理・番組向上機構(BPO)が10月21日に公表した意見書で、『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)の捏造編集問題の“真相”が明らかになった。当初、原因は「フリーディレクターの暴走」とされていたが、番組側の組織的な加担が判明したのだという。芸能記者が事の経緯を振り返る。

 

「3月24日の放送のなかで、中国人女性が『中国ではカラスをみんな食べている』と発言したかのように編集されました。実際には、女性は自炊の鍋料理について『とにかく煮込んで食べて終わり』と答えただけで、カラスを食べるという話は一切していません。この捏造編集は当初、約1年半にわたり番組に関わってきた外部のフリーディレクターが『より面白くしたい』という狙いで発言を捏造したもので、まるで個人の判断であるかのように報じていました」

 

 だが、今回のBPO意見書で衝撃的な事実が判明した。

 

「フリーディレクターが最初に編集した取材VTRを見て、制作会社のチーフディレクターが『オチが弱い』とダメ出しをしていたというのです。つまりはフリーディレクターの独断ではなく、上司からの指示が捏造を誘発してしまったというわけです。フリーディレクターは『失敗したら次の仕事がもらえない』というプレッシャーから、チーフの指示に従わざるを得なかったということです」(同前)

 

 驚くべきはその隠ぺい行為だ。

 

「捏造VTRを見た日テレの演出担当者が制作会社のチーフディレクターに『めちゃくちゃな編集をしていないか』と確認した際、チーフはあっさり否定していたというのです。つまり、組織ぐるみで問題を隠ぺいしていた可能性があります」(同前)

 

 チーフディレクターの「オチが弱い」発言と番組幹部の加担について、X上では日テレに呆れる声が次々と投稿されている。

 

ヤラセの原因は、だいたいそれ。このチーフは猛省すべき》

 

《あーこれはアウトですねー。最悪だと思う》

 

《この状況は日テレの製作陣で常態化してないだろうか…》

 

《『オチが弱い』ってこれで番組終了に一歩前進したな》

 

 芸能プロ関係者は問題の深刻さをこう指摘する。

 

「『オチが弱い』というダメ出しは1度や2度ではないはずです。番組が組織的に関与していたとなると、表面化していないだけで、ほかにも“過度な編集”がおこなわれていないのか疑問ですね。そもそも、チーフディレクターの関与が判明するまで時間がかかったことについても疑問です。いずれにせよ番組の“体質改善”が急ぎ求められますね」

 

 フリーランスに厳しいプレッシャーをかけ、問題が起きたら責任を押し付ける構造が変わらない限り、今後も同じことが繰り返されるだろう。番組の信頼回復への道のりはまだまだ険しいようだ。

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