
ダイアン津田篤宏
10月21日、お笑いコンビ・ダイアンの津田篤宏が出演した三井住友銀行のスマホ口座「Olive」のウェブCMシリーズが、「2025 65th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」フィルム部門Bカテゴリーで、最高賞にあたる「総務大臣賞/ACCグランプリ」を受賞した。
「この賞は、一般社団法人ACC(All Japan Confederation of Creativity)が主催し、クリエイティブや広告分野における優れた作品を表彰するものです。国内でももっとも規模が大きく、権威あるアワードのひとつとされています。各部門で応募された多数の作品のなかから、部門最高賞として選ばれるのが『総務大臣賞/ACCグランプリ』で、社会的な影響力や公共性、表現力などの観点から総合的に評価されます」(芸能ジャーナリスト)
ところが、この受賞について津田本人が《なんも言われたことないよ》と、Xで驚きの反応を見せた。じつはこのCM、6月に、2024年度のギャラクシー賞CM部門でも大賞を受賞しているのだが、そのことも知らされなかったと、津田はXで明かしている。本人が知らなかった理由は明かされていないが、受賞したことで、津田自身も注目を集める形となった。Xでは、
《名探偵!やってて良かったですね》
《津田さんの味のある演技、本にめちゃめちゃ良かったです!》
《役者としての津田さんも今後楽しみにしております》
と、CM内での津田の演技に、称賛の声が続々。
「受賞したCMは、スマホで銀行口座を管理できる『Olive』を紹介するものです。津田さんは『通帳は僕の生活の一部なんです』と、紙の通帳にこだわり続ける男を熱演しました。最後には説得され、スマホ口座を勧められるという構成です」(前出・芸能ジャーナリスト)
津田の自然体な演技が“リアリティとユーモアの両立”として高く評価された。
「津田さんの演技が注目され始めたきっかけは、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の人気企画『名探偵津田』です。本人だけが台本を知らない状態でサスペンスドラマの世界に放り込まれ、真剣な俳優陣のなかで素のリアクションを見せるドッキリ企画でした。あの“素のリアクション”が演技として成立していたことが、今回の評価にもつながったと思います」(放送作家)
2024年の企画では、事件現場となる長野県に向かう際、津田が「ユニクロに寄ってください。長袖をください」と発したひとことが大受けした。
「津田さんの発言にユニクロの公式Xが反応し、のちに津田さんはお母さんとともにユニクロのCMへ出演する展開となりました。番組では“CM撮影ドッキリ”の企画として進行していましたが、実際に本当のCM出演となり、大きな反響を呼びました」(同前)
思わぬドッキリから始まった“演技の道”。芸人としても俳優として、津田の快進撃は続きそうだ。