
阿部寛
ある日、突然ネット上で「殺人犯」として個人情報がさらされ、SNSで瞬く間に拡散されたことで、日本中から追い詰められていくーー。そんな現代社会ならではの冤罪の恐怖を描いた映画『俺ではない炎上』で主演を務める、阿部寛の「SNSをやらない理由」が話題を呼んでいる。
「映画では、主人公のものと思われるSNSアカウントから女子大生の遺体画像が拡散されたことで、ネット上で殺人犯にまつりあげられてしまう主人公を、阿部さんが演じています。しかし実際の阿部さんは、SNSをいっさいやっていないとのことです。
SNSをやらない理由について、阿部さんは《(俳優は)私生活とか分からない方がいいなっていうのを昔から思っていて。逆に見えすぎちゃうと『あの人がやってる』ってなってっちゃうから》と、10月22日の『デイリースポーツ』のインタビューに答えています」(芸能記者)
芸能人や表に出る職業の人の多くが、何かしらのSNSをやっている現代にあって、役柄の邪魔になるという理由でSNSから距離を置く阿部。そんな彼の哲学に対して、Xでは
《やはり賢い。天海祐希さんも使わないもんね。それが役者の本来の姿なのかな?と》
《なんか同感。余白というか想像の余地を残すというか‥ロマンにも繋がるかな》
といった声のほか、《阿部寛さんのホームーページのクオリティを見れば、SNSを使わない理由なんてすぐにわかる》など、ホームページの存在を指摘する声もあがっている。
「阿部さんといえば、接続した通信速度の環境に左右されずに『爆速でつながる』と評判の公式ホームページ『阿部寛のホームページ』が有名です。1990年代のインターネット黎明期を思わせるような、あまりにもシンプルなデザインのホームページは、実際、どんなときでもすぐに表示されるため、『世界一、表示速度が速いホームページ』として、しばしばネタにされてきました。それでも、阿部さん自身はお気に入りのようで、上記の取材で、ホームページを刷新しない理由について《(SNSをやらないのと)考えは一緒ですよね。特にいいかなって》と回答しています」(同前)
2026年に放送予定の、話題のドラマ『VIVANT』続編も含め、テレビドラマや映画の主演作が続く阿部。多くの芸能人と違って、SNSで安易にプライベートをさらさないことも、飽きられない理由なのかもしれない。