
武田鉄矢
武田鉄矢が、10月22日放送の『サン!シャイン』(フジテレビ系)に出演。高市早苗首相の誕生に対して語りだした「歴史講義」に、視聴者から “ため息” が漏れている。
「この日、武田さんは高市首相誕生を受けて涙を流したと明かしたのです。『この長い長い島国、極東の島国・日本で、女性が先頭に立つっていうのは非常時のあらわれですよね』と問いかけ、『女性が先頭に立ったほうが、危機的なピンチっていうのは、日本の歴史のなかで何度も乗り越えてきているんですよ』と解説しました。
続けて『卑弥呼もそうですよね』と、高市首相を邪馬台国の女王に例えたのです」(芸能記者)
続けて、司会の谷原章介が「最高神は天照大神、女性ですから」と言うと、武田は嬉々として乗っかった。
「武田さんは『日本はそこから始まったんですから!』と納得し、『私、そんなことを思い合わせて、この内閣はうまくいくように思わず合掌したんですけどね。私にとっては信仰の対象みたいなもんですね』と持論を展開しました」(同)
高い支持率で船出した高市新内閣。だが、憲政史上初の女性首相を “卑弥呼” にたとえて崇める武田に、Xでは
《もうなんか意味不明。 政治家は神格化したらダメ絶対。信仰っていうのも引っかかるなぁ》
《カルト信者確定》
と、あきれ声が続いている。だが、武田がなにかにつけて歴史談義を始める “脱線ぶり” には既視感を覚える人も多い。
「4月放送の同番組では、浮気性の夫と一緒の墓に入りたくないという相談者の悩みに対し、武田さんは『お墓というのは国の風景になる』と切り出し、『古墳を見ると気持ちが落ち着くでしょ。あれは実はお墓なんですよ』と展開。
樹木葬の話になると『1本の木が墓標になる』と続け、最後には『団塊の世代にとっては前方後円墳みたいなもの』と、電話が切れる直前まで『前方後円墳!前方後円墳!』と叫んでいました」
また、9月24日放送回では、中国で公開された映画『731』についても熱弁を繰り出した。
「同作は、旧日本軍の細菌戦部隊として旧満州(中国東北部)で捕虜らに生体実験をしたことで知られる『731部隊』を題材とした反日映画として受け止められています。
武田さんは、『日本もそうなんだけど、誰かから教えられた憎しみの感情は、歴史上にいい結果を残してませんよね』と述べ、『日本も遠い昔、戦争が起きる前に異国のことを “けだもののような”、“鬼のような” ってたとえたんですが、実際知り合ってみるとそうではなかった』などと話しました」
こうした「語り」について、芸能プロ関係者はこう見る。
「『3年B組金八先生』(TBS系)の坂本金八役で国語教師を演じて人気を博した武田さんですが、金八先生の延長線上で、視聴者に “歴史講義” をしてあげるというつもりなら、役に飲まれたといえるかもしれませんね。
とはいえ、武田さんは歴史の専門家ではありませんし、独特な連想ゲームで繰り出される斜め上のたとえ話がどこまで視聴者に響くのかは疑問です。これが続けば、そっぽを向かれる日も近いかもしれません」
武田が『サン!シャイン』スペシャルキャスターである限り、視聴者はありがたい講義を拝聴し続けることになるわけだがーー。