
ラジオ番組で姉のエピソードを語った高嶋ちさ子
高嶋ちさ子が、10月23日放送のラジオ番組『ラジオのタマカワ』(TOKYO FM)に出演。5歳年上でダウン症の姉「みっちゃん」こと未知子さんが警察に連行された騒動を語り、話題を集めている。
「高嶋さんによると、ある日、父の弘之さんのもとに警察から『未知子さんが暴行事件を起こしました。すぐに警察署へ来てください』という電話が入ったそうです。バス停で知らない親子が英語で話しているのを見かけた未知子さんが、自分の悪口を言われていると思い込み激怒し、相手の足を踏んづけてしまい、近くにいた人からの通報で、未知子さんだけ警察に連れていかれたというのです。
弘之さんはあわてて警察へ。弘之さんは未知子さんに『(相手は)英語なんだから(悪口を言っているか)分からないでしょ?』と確認するも、彼女は『2人で私の顔を見てボソボソしゃべっている。そもそも日本にいるんだから日本語をしゃべるべき』と訴え、『あの目は私の悪口を言っている』と主張していたそうです」(スポーツ紙記者)
この後、未知子さんが取った行動が意外なものだった。
「弘之さんが『家に帰りたいでしょ? とにかく謝りなさい』と陳謝するよう求めるも、未知子さんは『なんで私が?』と頑として謝らず、『でも謝らないと家に帰れないよ』となおも促され、彼女は『アイムソーリー』と英語で謝罪したというのです。これについて高嶋さんはラジオで『姉は本当にひねくれていて。日本語で謝りたくなかったんでしょう』と話していました」(同前)
この一連のできごとについて、Xでは
《最後のオチが笑ってしまう》
《家族の支えが尊いね》
といった声が寄せられている。芸能プロ関係者はこう語る。
「高嶋さんが姉のことをオープンに語るのは、おなじみとなっています。不定期放送の『1周回って知らない話』(日本テレビ系)でも、番組が高嶋家の日常にたびたび密着していますが、高嶋さんは未知子さんを特別扱いせず、日常のできごとなどをおもしろおかしく話す姿が印象的です」
高嶋の姉への向き合い方の背景には、2017年に他界した母・薫子さんの教えがあった。
「2019年8月放送の『直撃!シンソウ坂上』(フジテレビ系)で、薫子さんが高嶋さんを産んだ理由が明かされていました。それは将来、両親が亡くなった後に未知子さんの面倒を見る人を作るためだったそうです。薫子さんは高嶋さんに、つねづね『あなたと(兄の)太郎が面倒みないといけないんだから、ちゃんと自立して稼げるようにしときなさい』と言っていたそうです。母からのこうした言い聞かせが、高嶋さんの姉への向き合い方の基礎になっているのでしょう」(同前)
今回の“足踏み事件”の原因が、本当に悪口を言われたのかどうかはわからない。だが、こうしたエピソードを披露することには、ポジティブな点もあるという。
「これまで、メディアで情報を得る機会が少なかったダウン症について、高嶋さんは“身内”であるがゆえに、同じ社会を生きる仲間のひとりとして、フラットに語ってくれています。ダウン症についての理解を深めるきっかけともなっているといえるのではないでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)
高嶋の過激な言動はたびたび物議を醸すものの、今回の話は、多くのリスナーに響いたようだ。
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