
国分太一
過去にコンプライアンス上の問題行為が複数あったとして、レギュラー出演していた『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)からの降板が6月19日に発表され、翌20日には無期限の活動休止を発表した国分太一。6月25日には所属していたTOKIOが同日付で解散し、「株式会社TOKIO」が廃業することも発表された。結局、具体的に何が起きたのかは、いっさいわからぬまま、国分は表舞台から姿を消した。
あれから4カ月ーー。10月23日、国分の代理人である菰田(こもだ)勝弁護士が記者会見を開き、国分が日本弁護士連合会(日弁連)に人権救済の申し立てをおこなったことを明らかにした。このことが、大きな話題となっている。
「日弁連への人権救済の申し立てについて、菰田弁護士は『まず、番組を降板するまでの手続きがおかしいという点。また、本人への事情聴取といっても、聞く前に結論を出している点。そして、コンプライアンス違反の中身が聞かされていないことから、国分さんは何もできない状態である点』として、国分さん本人にハラスメントの心当たりはあるものの、それと日テレが認定したものが一致しているのかどうかもわからないと主張しました。国分さんは日テレに謝罪したいと言っていますが、日テレ側は謝罪を受けるつもりはないとのことです。
国分さんは、いまもTOKIOの元メンバーと連絡は取り合っていると思うとしながらも、現段階では復帰については考えられないとコメントし、そのうえで、番組降板やスポンサー契約解除にともない発生する、多額の違約金について『金額については直接かかわっていないのでわからないが、相当な額。自宅を売るなど、そういうことになるかもしれない』と、国分さんの置かれた厳しい立場を訴えました」(芸能記者)
また菰田弁護士は「国分さんは日本テレビと対立するつもりはありません。日本テレビと自分がやったことの答え合わせをさせていただきたいと考えています」とも語った。しかしその会見を受け、見解を発表した日本テレビの姿勢は強硬なものだった。
「日テレサイドは、双方の代理人弁護士の協議中に、やりとり内容や関係者の特定につながりかねない情報を含めて一方的に公表し、会見したことについて『誠に遺憾。強く抗議いたします』と反論しました。人権救済手続きには『適切に対応する』としつつ、あらためて自社の一連の対応は『とくに問題はないものと考えております』と主張しました」(同前)
「対立するつもりはない」というものの、結果的に日テレと対立する図式となってしまった国分。とくに、TOKIOのメンバーだった城島茂と松岡昌宏は、その後も『ザ!鉄腕!DASH!!』に出演を続けているだけに、彼らの立場に影響が出る可能性もある。芸能ジャーナリストはこう語る。
「今回の国分さん側のアクションに対し、TOKIOの元メンバーたちはまだコメントを出していません。ただ、菰田弁護士が明かしたように、国分さんと元メンバーが“会っている”ことはたしかなようで、10月5日放送の『日曜日の初耳学』(TBS系)に出演した松岡さんは、『(国分さんと)つき合っていくことはつき合っていくんでね、形は変われど。つい先日も(3人で)会いましたしね。解散してから1回も会ってなかったんですけど』『いろいろ話し合って、これからどうしようっていうふうに持ってかなきゃいけないんで、これからも人生は続くわけで』などと語っていました。『つい先日』ということは、この放送(10月5日)以前だったと思われます。
このとき、国分さんの口から人権救済の申し立てについて、話が出たのかどうかはわかりませんが、国分さんの“素顔”を知る2人が味方をするのか、それとも“沈黙”を貫くのかがキーポイントでしょう。もし、松岡さんも城島さんも国分さんを擁護するような展開になれば、一気に国分さんに追い風が吹くかもしれません」
はたして元“仲間”たちは、どう判断するのだろうか。
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