
急転直下の番組終了だった。
BS朝日は10月24日、10月19日放送回の討論番組『激論!クロスファイア』で、ジャーナリストの田原総一朗氏が高市早苗自民党総裁(10月21日の国会で首相就任)について「あんなやつは死んでしまえと言えばいい」と発言したことについて《田原氏の発言は政治討論番組としてのモラルを逸脱していると判断し、当該放送回をもって番組を終了することを決定いたしました》と同社公式ホームページで告知した。
「19日の放送には、自民党の片山さつき氏、立憲民主党の辻元清美氏、社民党の福島瑞穂氏がゲスト出演していました。『選択的夫婦別姓』や『靖国神社参拝』などについて、高市氏の対応や考え方について討論が行われましたが、その際に田原氏の“死んでしまえ発言”が飛び出しました。
BS朝日は田原氏に厳重注意をして、田原氏本人もXなどで発言の経緯と謝罪をしましたが、視聴者からの批判は収まらず、24日に同社は臨時取締役会を開いて、番組終了を決定しました」(政治担当記者)
また、《番組はVTR収録のため不適切発言を編集でカットすることができましたが、それを怠った番組責任者ならびに管理監督者である編成制作局長を懲戒処分としました》としている。
ドタバタ感が否めないなか、番組で田原氏の隣に座り、進行をアシスタントしてきたテレビ朝日の本間智恵アナウンサーに、ねぎらいと同情の声があがっている。
「本間アナは、2015年7月からアシスタントに就き、ときとして出演者に怒鳴り、挑発する田原氏の横で冷静な対応をする姿が印象的でした。ニュースや情報番組でのキャリアも豊富な実力派です。とはいえ、田原氏の“死んでしまえ発言”のシーンでは、困惑しているような、表情が強張っているような表情でした」(芸能記者)
本間アナは、自身のInstagramに《18:00からはBS朝日「激論!クロスファイア」放送です。今回は、与野党参議院議員の皆さんとともに、連立を探る与野党の動きや、“高市総理”誕生の公算が大きくなる中での期待と懸念について議論します》と放送当日にポスト、出演時の衣装を着たショットも公開していた。
この本間アナの投稿に
《クロスファイアおつかれさまでした。大変でしたね》
《田原氏の超不規則発言の煽りを受け、本間アナの活躍の場が奪われたのが許せません》
などのリプライが続々と寄せられている。
田原氏の「モラルを逸脱した発言」の影響は多方面に及んでしまったようだ。
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