
2026年春の解散コンサートを発表した「嵐」
10月14日、『NHK紅白歌合戦』の司会が発表された。2025年は有吉弘行、綾瀬はるか。今田美桜、鈴木奈緒子アナウンサーの4人。続いて、続々と『紅白』内定報道が出てきている。STARTO ENTERTAINMENT社のタレント出演も視野に入っているともいうが、今年の『紅白』は、一体どうなるのだろうか。業界関係者に話を聞いた。
「今年の最大の注目は、嵐が出るか否かの一言に尽きます。嵐は2026年5月末で解散しますから文字通り今年がラストチャンス。『紅白』で最後の嵐のステージを観ることは局の悲願というだけでなく、国民の総意ともいえそうです。NHKは、同じ国民的アイドルではSMAP解散で辛酸を舐めてますからね。嵐5人にまとめて出てもらうためだったら、大トリだろうが何だろうが、ありとあらゆる譲歩をするんじゃないですか。
『紅白』の出場枠に関しては、最盛期の旧ジャニーズ事務所は6枠持っていましたからね。事務所サイドとしては少しでもその数字に近づけたい。ある程度なら条件を呑むんじゃないですか。NHKとしては今一番人気と影響力のあるSnow Manにも出てもらいたいわけです。そのためにはtimeleszでもTravis Japanでも出すと思いますよ。
そうなると揉めるのは、滝沢秀明さん率いる“辞めジャニ組”ですよね。平野紫耀さんがいるNumber_iはやはり大人気ですから、滝沢さんがどう判断するか。この戦いは水面下で目下“闘争中”だと思います」
嵐ともう一組、大みそかで活動休止を迎えるのが、Perfumeだ。昨年は惜しくも『紅白』出場ならなかったが、今年こその出演に注目が集まっている。
「アミューズの4組枠の一つ。Perfumeが入れば、サザンオールスターズの芽はなくなります。嵐とのトリ対決は是が非でも観たいですよね。
一方、今年は戦後80年ということもあり、こちらの“戦後企画”に出演する可能性も取りざたされています。Perfumeの3人は、広島県出身。原爆が投下された広島、長崎が出身地の歌手として、福山雅治さんなどに企画出演の声を掛けるのでは、と聞いています。司会の有吉弘行さん、綾瀬はるかさんも広島県出身ですから、“戦後企画”は手厚くやると思われます。ただ、福山さんは夏の大型特番『MUSIC GIFT 2025』にてトリを務めましたから、続けて『紅白』のトリも濃厚らしく、すでに出演オファーがあったという話も聞きます」(前出・業界関係者)
NHK貢献度で出演が見込まれるグループもある。
「NHK貢献度は断トツ。若者人気のアイドルグループではないあたりで“競合”がいないので、純烈は今年も硬いでしょう。『うたコン』は頻繁に出演しています。出演常連であれば、メインスタッフは『紅白』も同じなので、『紅白』出演の確度はかなり高いです」
一方、今年アニバーサリーを迎える歌手の出場も見込まれる。
「この“周年枠”で頭一つ飛び出しているのが、デビュー50周年の矢沢永吉さんですね。今年はアルバムの発売、東京ドーム公演、アリーナツアーなどさまざまイベントがありました。NHKも8月には特集番組を組み、9月にはイチローさんとの対談番組を放送するなど、注力してきました。企画枠として是非出て欲しいと交渉中のようです」(前出・業界関係者)
昨年はB’zの出演などで話題を呼んだ『紅白』。今年はどんなレジェンドの姿を見られるだろうか。
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