
10月26日19時、BS朝日で放送された『朝まで生テレビ!』のオープニングには、今までと同じように田原総一朗氏の姿があった。
10月19日に同じBS朝日で放送された『激論!クロスファイア』での“不適切発言”により、田原氏は謝罪、番組は終了へと追い込まれた。しかし、同じ局でも別番組は別カウントということなのだろうか。
「討論が売りの『激論!クロスファイア』で、田原さんはゲストの議員とのトーク中に、高市早苗現総理をめぐり《“あんな奴は死んでしまえ”と言えばいい》と暴言を吐いて大炎上しました。BS朝日は10月21日に《田原総一朗氏の発言に一部不適切な内容がございましたため、厳重注意といたしました》と鎮火を図るも焼け石に水。
10月24日になって田原さんが自身のXで《発言の主旨は、野党に檄を飛ばそうとしたものでしたが、きわめて不適切な表現となり、深く反省しております》とポストしましたが、火に油となり、番組終了が発表。26日には、19秒の謝罪動画も投稿。《高市総理、そして視聴者の皆様、関係者の皆様、本当に申し訳ありませんでした》と頭を下げました」(芸能記者)
BS朝日は24日、臨時取締役会を開催。番組の終了と、生放送ではなく事前収録の番組だったにも関わらず、発言をカットしなかったとして《番組責任者ならびに管理監督者である編成制作局長を懲戒処分》と発表したが、『朝生』に関してはそのまま放送した形になる。
「朝生のオープニングでは、田原氏が今回の暴言騒動に全く触れることもないまま番組は開始。与野党議員に向かって『高市さんが総理大臣になったことに賛成の人、手をあげて』と質問し、自民党や日本維新の会の議員は手を上げるものの、立憲民主党の塩村文夏参議院議員は苦笑して手を挙げず。『けっこういるんだ』と話すなどしていましたが、謝罪はなし。
さらに番組内で田原氏は『立憲が一番ダメだと思っている』と“立憲叩き”を開始。『立憲はやや言えば、左翼なんだよ』などと話して『私たちは中道ど真ん中です』と主張する塩村議員と対立。結局、高市総理への発言はありませんでした。終了間際には進行の下平さやかアナウンサーが『次回は11月30日にお目にかかります』と告知、田原さんは降板する気は全くないようです」(前出・記者)
Xでは田原氏が“平然と”番組に出ていることへの驚きの声が多く書き込まれていた。
《面白い 失言は別の番組だから、こっちの番組は問題なし》
《番組冒頭から謝罪せんかい!!しかしよくこんな番組放送するわね》
《失言を認め番組まで終了させたんだから謹慎期間置くのが普通だろ。なのにいけしゃあしゃあとテレビ出てるって全く反省してないじゃん。しかも同じBS朝日》
騒動以降、田原氏のテレビ出演について冷ややかな声は止まらないのが現状だ。
「朝生は1987年放送開始の超長寿番組。かつては深夜1時半から朝4時25分までの長丁場で放送されていました。その後、何度か時間短縮があり、2024年にBS朝日に放送が移りました。それ以後は高齢の田原さんの体調もあって夜19時からの放送に変わりました。かつての看板番組であり、田原さんは功労者でもあります。しかし、さすがに91歳ですからね。もう潮時なのではという声も多く聞こえてきます」(前出・記者)
田原氏自らが降板、引退を選択することはなさそうだが……。
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