
元日向坂46・齊藤京子
2024年4月に日向坂46を卒業してから1年半ーー。彼女は再び“アイドル”として戻ってきた。
10月27日、東京・日比谷で開幕した、第38回東京国際映画祭。レッドカーペットには、多くの映画関係者、キャスト、監督たちが集い、華やかな雰囲気を醸し出していたが、ひときわ大人な色気を放っていたのは、齊藤京子だ。
齊藤が選んだのは、ホルターネックの純白ドレス。胸元にはカットが施され、足元の大胆なスリットから太ももがチラ見えしている。
「上半身をクロスで締めることでデコルテを美しく見せ、肩のラインをシャープに際立たせています。さらに秀逸なのは、スリットの入れ方です。高めの位置から入ることで脚のラインを長く見せつつ、動くたびにチラリと覗かせる絶妙なバランスです。シルバーの厚底サンダルを合わせることで、身長をカバーしつつ、スタイルアップ効果を生んでいます」(スタイリスト)
齊藤は「ガラ・セレクション部門」に出品された『恋愛裁判』で映画初主演を果たした。
「アイドルとして活躍する女性が“恋愛禁止ルール”を破り、中学時代の同級生と恋に落ちたことから、所属事務所に“恋愛契約違反”で訴えられるという法廷ドラマで、個人の自由とアイドルの在り方を鋭く問いかける作品です。
齊藤さんが演じるのは、アイドルグループ『ハッピー☆ファンファーレ』のセンター・山岡真衣。人気の絶頂にいながら、恋に落ちたことで人生が一変していく女性を繊細に演じています。かつて日向坂46で、エースとして活躍していた齊藤さんのキャリアとも重なり、まさに“等身大の挑戦”といえる役どころです。すでに第78回カンヌ国際映画祭にも正式出品され、国内外で注目を集めています」(映画誌ライター)
アイドルとして劇中に戻ってきた彼女だが、実際のキャリアは女優業に邁進している。芸能ジャーナリストはこう語る。
「2025年は、すでに4本のドラマと2本の映画に出演しています。さらに『恋愛裁判』をはじめ、2026年公開の映画も2本控えており、“元アイドル”の枠を超えた活躍を見せています。
坂道グループでは、元乃木坂46の白石麻衣さんや、欅坂46の平手友梨奈さんが女優として活動していますが、圧倒的なビジュアルで存在感のある白石さんや、体全体で心情を表現する平手さんともまた違う魅力が齊藤さんにはあります。低めのハスキーボイスと、落ち着いた発声が演技の深みを引き立て、今後は“アイドル役”以外にも活躍できそうです。意外と地味で深みのある演技が求められる役柄のほうが、さらに才能を発揮できるかもしれません。
こうした方向性を考えると、今回の大胆で過激なドレスは、かわいらしいアイドルらしさから脱却し、“本格女優”を目指すという宣言なのかもしれません」
アイドル時代以上に活躍してくれそうだ。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)














