
「スーパー戦隊シリーズ」最後の作品となった『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』(写真・公式Xより)
10月30日、テレビ朝日系で放送されてきた特撮ヒーロー番組「スーパー戦隊シリーズ」が、終了することが分かった。現在の『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』を最後に終了するという。
「同シリーズは1975年からスタート。第1作の『秘密戦隊ゴレンジャー』から、戦闘シーンやヒーローに変身する演出が子どもから大人まで、幅広く支持を得てきました。ヒーロー役は若手俳優やタレントの登竜門としても知られており、これまで俳優の松坂桃李さんや横浜流星さんなど、名だたる著名人を輩出してきました」(芸能ジャーナリスト)
半世紀にわたり親しまれてきたシリーズ。突然の終了の報に、Xではたくさんの悲しみの声が上がった。
《終わらせちゃダメだよ...》
《終わることのないものだと思っていたものTOP10に入る》
《心が全然追いついてないです。当たり前が当たり前じゃなくなるのっていつも突然すぎる...》
どんな世代でも、作品は違えど1度は見たことがあるであろうスーパー戦隊シリーズ。終了を惜しむ声はファンだけではなく、シリーズにかかわった有名人からも多数、届いた。
「2021年の『機界戦隊ゼンカイジャー』のオープニングテーマを歌唱したつるの剛士さんは、同日にXを更新。《...1975年から50年、全力全開でともに戦ってきたのに。。》と悲しみを吐露しました。さらに、WEBドラマ『忍者戦隊カクレンジャー 第三部・中年奮闘編』にゲスト出演したMrs. GREEN APPLEの大森元貴さんは、《うわああああああああ》と悲痛な叫びをつづっています」(前出・芸能ジャーナリスト)
スーパー戦隊シリーズは、芸能界にも多数のファンが存在している。前出の芸能ジャーナリストによると、シリーズの終了には、昨今問題視されている少子化や、物価高騰の波が影響しているという。
「背景として、映画化や関連商品の販売などで得られる収入が、番組制作費と見合わなくなったことなどがあるといわれています。基本的には“子ども向け”の番組であるため、少子化で市場が縮小したということです。アイテムやロボットなど、販売される玩具は大切な収入源でしたが、市場も右肩下がりです」
子どもたちに夢を与えてきた番組が、またひとつ消えていく……。
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