堺雅人も「懐の広い番組」と驚き…TBS『VIVANT』続編、NHK『あさイチ』でまさかの “番宣”

 

　10月31日のNHK『あさイチ』に俳優の堺雅人が生出演した。

 

　しばらく日本におらず、連続テレビ小説『ばけばけ』を観たのは初めてだという堺。行っていたのは中東の国・アゼルバイジャンだ。

 

　鈴木奈穂子アナウンサーが「他局なんですけど、人気ドラマの続編の」と言いかけると、堺は「なんて懐の広い番組。ほんとにいいのかな？」と驚いた様子。鈴木アナが「“ヴィ” から始まるあれなんですけど」と言うと、堺もMCの博多華丸・大吉も爆笑となった。

 

　アゼルバイジャンに2カ月滞在し、ドラマの撮影をおこなったという堺。番組ではその間のエピソードを披露。共演している阿部寛はまだアゼルバイジャンにおり、現地からの中継VTRで出演した。

 

　そのVTRで阿部は『VIVANT』と何度も口にし、テロップでも『VIVANT』の文字が。これには、堺も「何度も『VIVANT』って、すいません」と恐縮。ついには「こうなったら、僕も『VIVANT』って言います」と開き直ってみせた。

 

　その後、ドラマのワンシーンも紹介され、そこでもしっかりと「映像提供：TBSテレビ『VIVANT』」のテロップが入れられていた。

 

　番組ではこうして冒頭から20分ほど、『VIVANT』に関するトークが繰り広げられた。この異例な展開に、Xでは

 

《他局でも番宣していいのかNHK》

 

《まさかTBSより先にNHKでVIVANT続編の話に触れるとはww》

 

　など、驚きの声が多数あがっている。

 

「『あさイチ』では『VIVANT』のほか、公開間近の堺さんの主演映画『平場の月』も紹介しました。ただ、堺さんがナビゲーターをつとめた『NHKスペシャル エジプト悠久の王国』の再放送の告知もあったので、堺さんがゲストである理由は立ったといえます。

 

　とはいえ、昔のNHKならば考えられないことでしょう。NHKには『営業広告または売名的宣伝を目的とする放送は行わない』という基準があり、厳格にそれを守っていたわけですから。しかし、近年はその基準に対しても、柔軟な対応が多くなっているのは確かです」（芸能記者）

 

　かつてNHKでは、山口百恵が歌詞の「真っ赤なポルシェ」を「真っ赤なクルマ」と変えて歌ったこともある。時代とともに「みなさまのNHK」も変化しているようだ。