
ふかわりょう
10月29日、ふかわりょうが『ひるおび』(TBS系)で高市早苗首相と来日していた米トランプ大統領とのやりとりについてコメントし、賛意と波紋が広がっている。
トランプ大統領は、かねてからノーベル平和賞受賞の意欲を隠さなかったが、7月にはノルウェー財務相に電話をして、受賞の「おねだり」をしたと伝えられている。
さらに、ノーベル平和賞発表前日の10月9日には「歴史上、9カ月で8つの戦争を解決した者は私以外、誰もいない」と発言して、さらに強くアピール。世界を驚かせた。
ノーベル賞は「欲しい」と言って受賞できるものでもないだろうが、それを知った安倍晋三元首相も2019年、ノルウェーの国会に推薦状を送ったという。
そうしたなか、高市早苗首相も10月28日、日米首脳会談で「日本としてトランプ大統領をノーベル平和賞に推薦する方針だ」と明らかにした。
SNSでは『アメリカに媚びている』という批判もあるが、29日の『ひるおび』に出演したふかわも、理解と苦言を織り交ぜながら「高市外交術」について私見を述べた。ただ、この部分がSNSで拡散し、さまざまな意見が寄せられる事態になっている。
「高市首相は、ノーベル平和賞推薦のほかにも、安倍元首相が愛用していたパターを贈り、昼食会も米国産のコメや米国産ビーフを提供。米軍横須賀基地にも大統領専用ヘリコプターで一緒に移動するなど、『トランプファースト』を徹底させました。
これについて、ふかわさんは『高市さんは懐に入ることがまず大事かなと思います。その後でちゃんと主張すべきところは主張するという順番なんでしょう』と前向きに分析しました。
しかし、ノーベル平和賞推薦については『トランプ大統領の世界的な立ち位置から見て、ノーベル平和賞というところまではちょっとサービスしすぎかな。イスラエル、パレスチナに対するものや温暖化、そういうところの世界的な振る舞いを見ると、ちょっとおだてすぎたかなとは思います』と疑問を語ったのです」(芸能記者)
このふかわのコメントに、Xでは
《きちんと自分の思いを伝えるふかわりょうさんは素敵だと思います》
《冷静だけど刺さるコメントするよな。まさに的を射てる分析》
など賛同する意見のほかに、
《今後ふかわりょうは高市に批判的だとメディアから遠ざけられるかも知れません》
《悲しいけどふかわりょうも干されるんだろうな》
など、高市首相の外交姿勢に疑問を投げかけたことの影響を心配する声が寄せられていた。賛否が渦巻く、今回の高市外交。歴史は、どのような評価をするのだろうか。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)














