
美しい肩だしドレスで登場した北川景子
10月27日、東京・日比谷で華々しく開幕した「第38回東京国際映画祭」。オールバックにシャンパンカラーのドレスで観客の目をひいたのは北川景子だ。11月に公開される映画『ナイトフラワー』が「ガラ・セレクション」部門に出品されたことで、共演者でNetflix『全裸監督』で熱演したことで知られる森田望智と並んだ。
「北川さんのドレスは『MaxMara』の約47万円のショルダーワンピースです。アシンメトリーなショルダーラインから裾にかけて流れるドレープが、動くたびに陰影を生むのでシンプルながらも高級感を演出しています。アクセサリーは『MIKIMOTO』で顔まわりに華やかさを出していますね。森田さんは黒のミニ丈なワンピースでした。ゴージャスな北川さんと対比的で、シンプルだけどキュートなスタイルでしたね」(ファッション誌ライター)
駆けつけたファンは映画祭の盛り上がりを語る。
「北川さんが登場すると『かわいい!』と歓声が飛び交いました。サインを求めるファンが多かったのですが、ひとりひとり対応していましたよ。その際に、ファンの名前を復唱してサインに書いたり、ツーショットに対応するなどまさに神対応で、ファンの満足度は高かったと思います」
美しいビジュアルとファンサで訪れた人を魅了した北川。しかし、公開される映画の役柄はこれまでのイメージを覆す “ドラッグの売人” だ。「彼女の新境地になる」と語るのは芸能ジャーナリストだ。
「北川さんの代表作『家売るオンナ』(日本テレビ系)では、“仕事に全力を注ぐ女性” を演じ、映画『スマホを落としただけなのに』では、恐怖や不安に震えながらも知的で芯が強いヒロインを演じるなど、これまでは “女性の憧れとなる人物像” を演じることが多かったです。
しかし、2020年に第一子、2024年に第二子と出産を経て役柄にも変化が出ています。『あなたを奪ったその日から』(フジテレビ系)では3歳の娘を食物アレルギーで亡くした母親が、加害者の娘を誘拐して罪悪感と葛藤しながらも自分の子どものように育てる難しい役柄を演じ切りました。
『ナイトフラワー』も2児を育てる母親役ですが、生活が困窮していることをきっかけにドラッグの売人として違法な世界に踏み込む物語。撮影は約1年前におこなわれ、荒れた髪の毛に “すっぴん” 姿で関西弁をまくし立てる姿は、これまでの北川さんの役柄とは一変しています。女優として新境地になるのは間違いないですね」
華やかなドレスの裏には、女優としての挑戦があった。
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