
Mrs. GREEN APPLE
11月3日、人気バンド「Mrs. GREEN APPLE」(以下ミセス)の所属事務所がSNSを更新。「著作権侵害およびプライバシー侵害を含む悪質な行為に対する弊社の取り組みについて」のタイトルで文書をアップし、悪質行為への対応を強化すると宣言した。
「ミセスは2013年結成の3人組。インディーシーンで活躍し、2015年にメジャーデビュー、現在はトップクラスの人気を誇るバンドです。
しかし、近年はトラブルも頻発。2024年6月に公開された楽曲『コロンブス』のMVが “植民地主義を肯定するような表現” だと大炎上し、削除。2025年7月には横浜市の山下ふ頭でおこなわれた野外ライブで “騒音被害” を引き起こして謝罪。
どちらの騒動でも過激なファンがSNSで過剰な擁護を繰り返し、“ミセスのファンは厄介” と話題にもなりました。
この高い人気を当て込んで、切り抜き動画の拡散や、ライブの盗撮、違法アップロード、アーティスト肖像を利用した無許諾アイテムの制作、アーティストやスタッフになりすましたアカウントの作成など、悪質な活動も増えています」(芸能記者)
文書では《重度の迷惑行為を行った対象者に対し、身元を特定し、法的措置を取った実例》があるともしており、かなりの被害がある様子だ。すでにアカウント凍結やイベントへの参加拒否といった対応をおこなっていると明かした事務所の姿勢に、Xでは、多く支持が集まっている。
《TikTokでミセス使ってお金稼いでる人や悪質な投稿してる人みつけて胸糞悪かったけどこういう注意喚起だしてくれてうれしい イベント出禁が1番効くよな》
《これだけ船でかになったミセスを守るために、悪質な行為に対しては厳しく取り締まりしてくださりありがたいです!》
その一方で、
《ミセスファンにとっては聞こえのいい対応だけど、やっている事が身元を特定する法的措置の厳格化や発信者情報開示(開示請求)をチラつかせる言論弾圧言論統制意見封殺の脅迫紛い》
と批判する意見も出ているが、とはいえ、ファンの数が増えるほど、“厄介ファン” が増加するのも間違いない。さらにファンを食い物にする悪徳業者も増えていくわけで、事務所の決断は英断とする意見が多い。
「10月25日には、5大ドームツアー名古屋公演当日に、会場のトイレでファンが出産したというニュースがSNSで拡散、大騒ぎになりました。同日の開場時間は16時を予定していましたが、バンドの公式Xが《ただいま場内最終調整のため、開場時間は17時を予定》と1時間の遅れが出たことを告知。会場には救急車が到着しており、どうやらトイレ出産の処置で開場が遅れたようです。
ミセスのライブは、今やプラチナチケット。臨月でも見たい、というファンがいるのはわかりますが、母体保護のためにも自重してもらいたいと物議を醸しましたね。
もちろん、この件は悪質行為ではありませんが、人気が高すぎることで、とにかくいろいろなトラブルが出てしまうわけですから、事務所も対処が大変でしょう」(同)
2025年末をもって「フェーズ2完結」を宣言しているミセス。この “フェーズ” の変化を《重大発表》と事前に煽って告知したため、大げさすぎると批判を浴びたが、それもまた人気者の宿命。悪質行為を根絶し、多くのファンが楽しめるようにしてほしいところだ。
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