
「スーパー戦隊シリーズ」最後の作品となった『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』(写真・公式Xより)
10月30日、『スーパー戦隊シリーズ』の終了が報じられ、SNSではファンからの悲鳴が飛び交ったが、11月3日には『週刊女性PRIME』が後継番組について報道している。
テレビ朝日の日曜朝の定番 “ニチアサ” の一角で長く親しまれてきたスーパー戦隊。現在放送中の『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』はシリーズ50作目であり、半世紀にわたって子供たちを熱狂させてきた。
しかし、放送を支えるグッズや関連商品の売上が低迷しており、数年前から不安の声も聞かれていた。
「仮面ライダーやウルトラマンなど、現在も継続している特撮番組シリーズに比べると、売上は低迷していたようです。グッズ販売を手がけるバンダイナムコホールディングスが発表している作品別の売上推移を見ると、スーパー戦隊は2019年に売上100億円を割り込み、2025年3月には売上64億円。307億円を売り上げている仮面ライダーの5分の1ほどになっています。
そのため、ここ数年、テコ入れが急務になっていました。ニチアサから特撮番組が消えるわけではないようで、『週刊女性PRIME』は、『20代の刑事が主人公の物語』を後継作品として企画していると報じています」(芸能記者)
特撮の刑事モノといえば、同じく東映の『メタルヒーローシリーズ』を思い出す。
「古くは1973年にフジテレビ系列で放送された『ロボット刑事』などもありますが、やはり特撮刑事モノといえば、1982年に放送開始された『宇宙刑事ギャバン』がいまも圧倒的な人気があります。シリーズ化されて『宇宙刑事シャリバン』『宇宙刑事シャイダー』と “宇宙刑事3部作” で制作されました。
この “単独主人公がメタルスーツのヒーローに変身して戦う” コンセプトは継承されていき、多くの作品が作られました。刑事要素を持つメタルヒーロー作品では1989年の『機動刑事ジバン』が知られます。
1990年の『特警ウインスペクター』からは集団ヒーローに移行しました。1991年の『特救指令ソルブレイン』、1992年の『特捜エクシードラフト』などの “レスキューポリスシリーズ” も同系統ですね」(専門誌ライター)
メタルヒーローシリーズも根強いファンを持ち、Xでは、復活するなら嬉しいという声が数多く書き込まれている。
《スーパー戦隊の後番組は特撮ヒーローっていう設定は変えずに刑事ドラマみたいなのやる予定なの? じゃあマジでもうメタルヒーロー復活させてくれよ! 令和に宇宙刑事シリーズとか新しいメタルヒーロー来たら涙ちょちょ切れモンだぜ》
一方で、こんな疑問の声も。
《スーパー戦隊シリーズの後番組に刑事系の特撮ドラマをやるって噂があるけど、今の東映にギャバンやウインスペクターみたいなドラマを作れるの?って割と真面目に思っちゃう。ついでに、仮面ライダーとの差別化とか出来るのかね?》
制作を手がける東映は、週刊女性の取材に《番組の終了についても、公式に発表しているわけではないので、制作の話や今後の番組に関して答える立場にありません》と回答しているため、どうなるかは現状ではわからないが、多くに人がメタルヒーロー復活を期待しているようだ。
「メタルヒーローシリーズとしてカウントされているのは17作品。もし来年から復活したら、1999年に終了した『テツワン探偵ロボタック』以来、27年ぶり18作めとなります。まったく違う形の作品となる可能性もありますが、特撮ファンはさまざまな予想を立てて楽しんでいるようです」(同)
令和の子供の心をガッツリ掴み、おもちゃが爆売れする新シリーズは登場するだろうか。
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