
元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏
11月5日、毎年恒例の現代用語の基礎知識選「2025 T&D保険グループ新語・流行語大賞」のノミネート語30が発表された。30語のなかには「オールドメディア」「オンカジ」「古古古米」など、誰もが耳にしたであろうワードもノミネートされてはいるものの、Xでは、
《もう10年位、俺には響かないからなあ、これ。止め時失ったなあ、という感じ》
《誰もが知ってる言葉が流行語にならず誰も知らない言葉が流行語に選ばれる》
など、ノミネート語30に対して「ピンとこない」といった声や、新語・流行語大賞自体が「もう役目を終えた」との意見も多くあがっている。そうしたなか、
《いつまでやるつもりこれ?》
と、賞の存在意義を痛烈に批判したのは、元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏だ。
「長谷川氏は、5日に自身のXを更新。同賞の『ノミネート語一覧』を貼りつけつつ、《フジテレビ問題の関連も無し 日本人ファーストも当然無しという、いつもの恥ずかしい「忖度大賞」が発表になりました》と切り出すと、《いつまでやるつもりこれ?》とバッサリ。
2003年から2024年まで、21年間、提携関係にあった通信教育大手の『ユーキャン』が賞の協賛から外れたことを引き合いに《ユーキャン、逃げてよかったね 明らかに誰も相手にしないよこんなの》と、あきれ気味にポストしました」(芸能記者)
その年に流行した言葉から選ばれるはずの『流行語大賞』だが、ノミネートされる言葉は、世間との乖離を指摘されることもしばしば。
「たとえば2022年のノミネートでは、プロ野球関連の言葉が全体(30語)の2割も占めていたことで、ネット上では、選考委員のひとりで大のプロ野球ファンとしても知られる、やくみつる氏が『ねじ込んだのはないか』などの憶測が聞かれました。もちろん、やく氏は完全否定しましたが……。
エッセイストの能町みね子氏も、過去に賞のノミネートを見て『毎年、現政権に反対し、スポーツ観戦(とくにプロ野球)が大好きで、若者の流行にうとい50代くらいのおじさん』の像が浮かんでくると発言したことがあります。また、お笑い芸人でコラムニストのプチ鹿島氏は、『Number Web』のコラムで《流行語大賞とは「今年はこんな言葉が流行ったよね」という、おじさんによるおじさんのためのプレゼンと思えばいい。で、そのあと「そんなの流行ってねーよ」とSNSからツッコミが発生するまでが流行語大賞なのである》と分析しています」(同前)
批判や疑問の声を集めながらも、毎年の風物詩となっていることだけは間違いない。
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