
釜山映画祭に参加した松村北斗(右)と奥山由之監督
10月29日に発売されたSixTONESのライブ映像作品『YOUNG OLD』。この作品をめぐって、グループの方向性に関する議論がファンの間で広がっている。
『YOUNG OLD』は、2025年1月から4月にかけて開催された5大ドームツアーの東京公演を収録した映像作品。待望のリリースとなったが、初週売上はDVDとBlu-rayをあわせて約20万枚と、前作『VVS』の約24万枚を下回った。およそ4万枚の減少という数字に、ファンの間ではさまざまな意見が飛び交っている。
X上では、
《フェス路線やめろ。がなり曲叫び煽り曲やめろ。アイドルを見せて》
《サングラス本気でやめて欲しい、顔面を拝みに入ってるので》
《女ウケをとるか。男ウケをとるか》
といった声が並んだ。
「SixTONESは、当初から “キラキラ系アイドル” とは異なる路線を打ち出し、ラップやデスボイスなども取り入れる独自の音楽性を確立しています。2025年夏には『SUMMER SONIC 2025』の東京公演にも出演し、アイドルの枠を超えた活動を展開してきました」(芸能ジャーナリスト)
一方で、こうした “アーティスト志向” の姿勢が、一部のファンにとっては距離を感じさせる要因になっているという。
「アイドルとしての “魅せ方” を期待するファンは物足りなさを感じているようです。衣装面では特にサングラスを着用した演出が増えたことで、顔を拝みたいというファン心理との間に温度差が生まれている印象です。
グループとしては “男性からも支持されるかっこよさ” を意識しているのかもしれませんね」(前出・芸能ジャーナリスト)
しかし、作品の購買層の多くは依然として女性ファンだと語るのはスポーツ紙記者だ。
「どうしても数字的なものを支えるのは女性ファンが目立ちます。彼女たちが求める “ビジュアル的満足” を軽視すると、数字面でも影響が出る恐れがあります。アーティスト性とアイドル性の両立が今後の課題でしょう」
SixTONESは、11月6日、2026年1月から全11都市、50公演を回るアリーナツアーの開催を発表した。これに対し、一部では売上の減少により規模を縮小させたのではないかとの見方も浮上している。
「もちろん、公式がそうした因果関係を明言した事実はありません。規模が小さいぶん、アーティストとの距離も近く、観客が足を運びやすくなる側面もあり、その点を重視した可能性も十分ありますね。
ほんの少し数字が落ちただけでこれほど議論が交わされるのは、まさにトップアイドルだからといえますね。本当に人気や知名度が右肩下がりの場合、売れていないことすら話題になりませんから」(前出・レコード会社関係者)
常に結果が求められる厳しい世界だ。
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