
頭がい骨骨折をしたスーツアクター(写真・公式ホームページより)
11月6日、東映の公式サイトに【映像作品の撮影中におけるスーツアクターの負傷に関して】という文書が発表された。
《2025年11月6日午前8時頃、当社が製作しております特撮番組「仮面ライダーゼッツ」のアクションシーンの撮影において、出演するスーツアクター鍜治洸太朗さんが、吊られた状態から壁を蹴る等の演技リハーサルを行う中、高さ2メートルから落下し、負傷いたしました》
鍛治は救急搬送され、検査の結果、頭蓋骨骨折等と診断されたという。
「事故が起きたのは前橋市内のスポーツ施設のようです。頭蓋骨骨折に外傷性くも膜下出血もあるとも報道されています。事故の原因は調査中ですが、ワイヤに付いていた滑車の安全装置が外れた可能性が指摘されています。命に別状はないとのことで、東映の発表によると《2週間程度の入院見込み》とのことです。ただ、完治して仕事に復帰するにはさらに時間がかかるでしょう。《安全管理体制および撮影手順全般の再点検を実施し、再発防止に向けた対策を講じてまいります》としていますが、最近は特撮番組への逆風続きだと嘆く声も聞こえてきます」(芸能記者)
つい先週には同じく東映が製作する“スーパー戦隊シリーズ”の終了が報道されたばかり。仮面ライダーシリーズは売上好調で、打ち切り報道などはないが、このような事故は、番組の演出に影響する可能性がある。X上では特撮ファンから次のような悲鳴が上がる。
《最近本当に悲しい 多すぎて、ショックだわ》
《仮面ライダーもロスしたら楽しみが…。ゼッツ楽しみにしている身としては心配でならない》
《「#スーパー戦隊シリーズ」は終了するとか大騒ぎの中で起きてしまったこの事故、特撮業界が衰退してニチアサという文化が消えてしまう事にならないで欲しい》
東映は泣きっ面に蜂の状況だが、今後はどうなっていくのだろうか。
「仮面ライダーシリーズはグッズ売上も好調ですし、ドル箱ですから打ち切りなどはないでしょう。しかし、アクションシーンなどはさらにCGが増えるなどの影響は出るかもしれません。何といってもシリーズに欠かせないバイクによるスタントなどが難しくなるのではないか、とも言われています。どんなに安全対策を講じてもアクシデントはつきものですからね。難しいところですね。実際、TBSでは『VIVANT』の続編で生成AIをつかうと宣言しています。まさにAIを活用する道もありそうです」(特撮関連サイトライター)
日曜朝の子供たちのヒーローも、時代の波に翻弄されている。
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