
ドレスを着た吉岡里帆
秋を彩る恒例イベントとして、第38回となる「東京国際映画祭」が10月27日、華やかに開幕した。東京・日比谷でおこなわれたレッドカーペットに、日本を代表する女優たちが艶やかな装いで登場。なかでも黒のドレスで会場をわかせたのは吉岡里帆だ。会場に駆けつけたファンが語る。
「吉岡さんが出演する台湾映画『ダブル・ハピネス』が『ワールド・フォーカス部門』に出品されたことで登壇しました。初の海外作品出演だったからか、うれしそうに、海外で流行っている指でハートを作るポーズをしていました。少し肌寒い気温でしたが、肌の露出が多いドレスで、見ているこちらがヒヤヒヤするほどサービスショットでした」
自身のInstagramでも、映画祭のオフショットを放出している吉岡。スタイリストもこう評価する。
「黒のロングドレスは、一歩間違えると地味になりがちですが、ボディラインに沿ったシルエットが繊細で、脇からウエストにかけての曲線を美しく引き立てる構造です。大きく空いた胸元には華やかなゴールドのアクセサリーで首元に重心を置きながら、髪をタイトにまとめることで全体のバランスを取っています。肌の抜け感が、黒いドレスの重さを軽やかにしています」
吉岡同様、黒のドレスで会場を魅了した女優はほかにもいた。
「ナビゲーターを務めた瀧内公美さんのドレスは、右肩から脇腹にかけてがパックリと空いており、シンプルながらも、映画祭のなかでいちばん“攻めた”衣装でした。デザイン性を重視していたのは池田エライザさんです。腰に重心があるドレスで、170cmの長身と、抜群のスタイルでなければ着こなすのは難しいですね。
パンツスタイルで勝負をしたのはMEGUMIさんと岸井ゆきのさんでした。2人とも、デコルテなど上半身の肌見せを意識していたの、で重くなりすぎず上品さを出していました」(同前)
一方、レッドカーペットに色を加えた女優たちも存在感を見せる。
「黒のドレスが多い映画祭で、満島ひかりさんは白をメインにした花柄のドレスで、存在感を放っていました。芳根京子さんは、ふんわりと丸みを帯びた袖のデザインの、純白のワンピースドレスで、正統派ヒロインそのものの佇まいでした。さらに、並んで登場した鈴木京香さんと伊原六花さんは、深みのあるワインレッドと鮮烈な真紅色の対比が、観客の目を引いていました」(同前)
銀幕よりも目を奪われた女優たちの“美の競演”だ。
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