
杏
全国各地に出没するクマの被害が急速に拡大している。
「11月12日の朝日新聞の報道では、JR東日本管内で、列車とクマが衝突する輸送障害が10月末までに71件に達し、2023年度の51件、24年度の11件を大幅に上回る過去最大規模となりました」(スポーツ紙記者)
また行楽シーズンを迎えた観光地では宿泊キャンセルが相次いでいる。こうした事態を受け、11月12日には自民党の「クマ被害緊急対策プロジェクトチーム」が、政府に対する緊急提言をまとめ、翌13日に提出されるという。
「ハンターの狩猟免許取得者も増加しているそうです。11日配信の『Web東奥』によると、青森県内では記録が残る1981年度以降、40人台と低水準だった2011、12年度を境に取得者が増加に転じ、2024年度は285人と約6倍に増加。近年のクマ出没件数の激増が影響しているとみられています」
クマ被害が社会問題化する中、狩猟免許を保有する意外な芸能人が注目を集めている。
「2024年の『THE SECOND〜漫才トーナメント〜』(フジテレビ系)で優勝したお笑いコンビ・ガクテンソクのよじょうさんは猟友会に所属し、狩猟免許を持っていることが分かっています。驚くべきは狩猟の才能。気配を消すことで知られ、通常は200メートル先から人間に気付いて逃げるシカに1〜5m近づけるそうで、『銃いらん、手で行け!』と指導者に言われたそうですよ」
またあの“元夫婦”も、狩猟免許を持っている。
「東出昌大さんは2014年に狩猟免許を取得。自給自足の生活を実践し、2024年公開のドキュメンタリー映画『WILL』や自身のYouTubeチャンネルでも狩猟生活を発信しています。初猟から5回目で2頭の鹿を捕らえるなど、実力も確かです」
元妻で女優の杏も狩猟免許を保有している。
「ただ2018年12月放送のラジオ番組では、『狩猟の免許は持っていても、猟銃の免許はもっていないので、まだ一度も猟に出ていない』と明かしていました」
2012年の大河ドラマ『平清盛』で主演した松山ケンイチは、夫婦で狩猟を生かしたビジネスを展開。
「2022年1月から、妻の小雪さんと“獣皮”を再利用してバッグや帽子などを作るファッションブランド『momiji』を立ち上げています」
そんな中、注目を集めたのは、松山が9月、自身のYouTubeチャンネルで公開した動画だ。
「彼がクマを駆除するハンターに同行。その映像には、クマが猟銃で仕留められる場面が生々しく記録されています。近距離でもう1発撃った際、松山さんの顔には返り血が飛び散っていました。あまりに生々しい様子で、議論を呼びました」
これらの芸能人の活動により、狩猟という営みの面白さや大切さが広く知られるといいいのだがーー。
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