
帰宅途中にスーパーで買い物をした沢尻エリカ(写真・越野 遥)
女優・沢尻エリカが、11月11日に公開された「NewsPicks/ニューズピックス」のYouTubeチャンネルにゲスト出演し、約6年ぶりに映像メディアに登場。今から18年前、世間から猛批判を浴びることになった自身の「別に……」発言を振り返り、話題となっている。
「『別に……』発言とは、2007年9月29日、主演映画『クローズド・ノート』の初日舞台挨拶で、当時21歳だった沢尻さんが放った、伝説の一言です。
同作の出演者らと壇上に上がった沢尻さんは、最初から不機嫌オーラ全開で、終始、腕を組んで仏頂面。進行をつとめた富永美樹アナから、試写会を観た観客に向かって一言と振られると、『えー、みなさん、今日はどうもありがとうございました』。続いて、『いちばん思い入れのあるシーン』を聞かれると、『特にないです』。このあたりから、場が凍りついていきます。
行定勲監督が、沢尻さんが自分で焼いたクッキーをスタッフに配った話を披露したことから、富永アナが『どんな思いでクッキーを焼いたのかだけ、教えてもらっていいですか?』と質問すると、沢尻は『別に……』と吐き捨てるように一言。これを受けて、富永アナは『きっと思いはあったんだろうと思うんですが、今ちょっとここではね、みなさんに披露したくないのかもしれない』と必死でフォローすると、沢尻さんが、富永アナを思い切りにらみつけるという場面もありました。結局、約20分の会見中、沢尻さんが発した言葉はこの3つだけでした」(芸能記者)
会見での沢尻の態度は、世間やマスコミから猛バッシングを受け、沢尻は翌月2日、公式サイトで謝罪文を発表。4日に『スーパーモーニング』のインタビューで、「あの日の行動ですべてをぶち壊してしまった」と涙ながらに謝罪する事態となった。この発言以降、沢尻にはすっかり「お騒がせ女優」のイメージが定着。「別に……」発言は、いまも語り草となっているほど世間に強いインパクトを残した。
「NewsPicksのYouTubeで成田悠輔氏との対談に臨んだ沢尻さんは、『いちばん大変だった時期や仕事』を聞かれると、19〜21歳ぐらいまでテレビや映画のいろいろな仕事をしていたことを前置きしつつ、『2007年、《別に》問題ですよ』と、この話題を自ら取り上げました。
当時の心境を『あれがもうピークですね。ピークに精神状態が壊れていたとき』と語ると、若いときの自分は『“沢尻エリカはこれじゃないといけない、“鉄のガード”バーンみたいな感じ。打ち合わせとか、誰ひとり目を見て話さないし。すんごい真っ黒のグラサンで、一言も発しない、一切笑わない。《はい、はい、はい》みたいな感じの』と、それぐらいしか自分を守る方法がなかったことを明かしました」(同前)
伝説の「別に……」発言の真相を明かした沢尻に、X上では、
《まさか仕事が多すぎて、自分を保つのに必死だったとは… 今は余裕出来て良かったです》
と共感する声があがっている。沢尻の釈明に「本当は別の理由もあったのではないか」と見る人もあるようだが、彼女の言葉を裏付けるのが、タレント中山秀征の発言だ。芸能ジャーナリストが語る。
「じつは沢尻さんの『別に』発言の前日、タレントの中山秀征さんが、沢尻さんと共演しているんです。当時、中山さんがMCをつとめていた『ラジかるッ』(日本テレビ系)の生放送に、『クローズド・ノート』のPRで沢尻さんが出演。沢尻さんは、このときも不機嫌オーラ全開で、中山の質問に『ありません』『あっても言いません』など、答えになっていない答えを連発。最後まで大人の対応でトークを続けた中山さんは、番組終了後、島田紳助さんから電話をもらい、『よく我慢したな。俺やったらキレてるわ』と、紳助さんに唯一、褒められたことを明かしています。
この9年後に、中山さんと番組で共演した沢尻さんは『あのときは、どこかおかしかった』『大変失礼しました』と、中山さんに謝罪しています。こうしたことから察するに、やはり当時の沢尻さんは、ホントにそれだけ余裕がなかったのではないでしょうか」
2024年2月には初挑戦ながら舞台の主演をつとめるなど、新境地も見せている沢尻。18年経って、すっかり大人になったようだ。
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