
三田寛子
11月12日、女優・三田寛子が『パンサー向井の#ふらっと』(TBSラジオ)に出演。長男・中村橋之助の婚約会見をめぐり、世間から寄せられた反応を明かした。
「歌舞伎俳優の橋之助さんは、11月10日、元乃木坂46で、現在は舞台女優として活躍する能條愛未さんとの婚約を発表しました。都内で婚約会見を開き、互いののろけ話を語るなど、幸せそうな様子が話題を呼んでいます。
この日、能條さんが着ていた着物が、1991年、母の三田さんが、中村芝翫さんとの婚約会見で身につけていたものだったことも、注目を集めていました」(芸能記者)
ラジオでは、三田も息子の婚約会見に言及し、「親としても心より感謝しております」と喜びを見せた。会見で披露した着物について、「亡くなりました義理の父・7代目中村芝翫が呉服屋さんで、肩に反物をあてていろいろ見繕ってくださって。おめでたい柄で」と振り返った。
会見前には、能條から「お母様の大切なお着物を、もしお借りできたら着させていただきたいんです」と嬉しい申し出があったと告白。着物の着方には、人それぞれの好みや、家ごとのこだわりがあるという話にもなり、「お母様の時代は(袖が)短め。作業着の一端でもあるから、『着物は袖短め』にしてなんて言われた」という。だが、会見での能條の着付けに、世間からは「短い」「着付けが変」などと厳しいコメントもあり「こちらがびびっちゃって」と悩ましい心境だったことを明かした。
成駒屋としての着こなしもあるといい、「可愛らしく初々しく、お嫁さんとして成駒屋のポイントみたいなものを、着付けさんがやってくださった後、失礼のないようにやって。要点を……なんてインスタに乗せたら、『お姑がうるさい』みたいなことを書かれて。私そんなつもりないのよ!よかれと思ってやってるのに」と悲しげに語っていた。
とはいえ、会見における着物の着こなしは、梨園界隈からは一番見られるポイントのはず。梨園の世界から縁遠かった能條からすれば、三田の着付けチェックは心強かったことだろう。だが、一部の人々からは、そうは取られなかったようだ。一部の辛口反応に対しSNSでは、「着付けをおそらく知らない能條さんに教えただけで『お姑うるさい』はかわいそう」「余計なお世話では?」と、三田に同情する声が相次いでいる。
実際、歌舞伎俳優が結婚会見を開く際、お相手の着物姿は多くの注目を集める。2016年、片岡愛之助が、女優・藤原紀香との結婚会見をおこなった時も、藤原の着物には賛否が飛び交った。
「藤原さんはもともと着物好きで、結婚会見では、オーダーメイドした藤色の友禅の訪問着で出席しました。カサブランカとダイヤモンドリリーといった華やかな花の柄があしらわれ、藤原さんにはよく似合っていましたが、『派手すぎる』という批判も少なくなく、当時は評論家から『梨園の妻としては落第点』という辛口コメントが記事に載ったほどでした。
それでいくと、能條さんの取った、三田さんの着物を受け継ぐという選択は賢い。三田さんも能條さんと同じくアイドル出身で、婚約にあたり『何があっても愛未ちゃんのことは全力で守るから』と声をかけたといいますし、これから色々とレクチャーしてくれるのでしょう。ただ、今回の着付け指導で批判されたように、梨園妻としての立場と、“お姑”としての立場のバランスに、今後苦慮しそうですね」(芸能記者)
会見では、着物姿の華やかさに「アイドル時代と見違えた」と驚きの声も上がっていた能條。とあれば、三田のアドバイスは必ずしもお門違いではないようだが……。
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