
美川憲一(写真・福田ヨシツグ)
《再度精密検査を行った結果、『パーキンソン病』であることが判明いたしました》
11月13日、歌手の美川憲一が公式ホームページと自身のブログで、パーキンソン病に罹患したことを公表した。
「美川さんは今年に入り、めまいや息切れなどの症状があったことから精密検査を受け、心拍のリズムが乱れる『洞不全症候群』と診断されました。
9月11日、心臓にペースメーカーを取りつける手術を受け、術後の経過は順調だったということですが、リハビリで違和感があり、再度の精密検査を受けた結果、パーキンソン病が判明したといいます。
パーキンソン病は、脳内で神経伝達物質ドーパミンの働きが弱くなり、体のこわばりや手足の震え、声が出にくくなるなどの症状があるそうです。発症の原因は不明で、根治する療法もないとされていることから、国の指定難病になっています」(芸能記者)
美川は投薬治療、リハビリ、筋トレなどで復帰を目指している。
そんな美川は、これまで何度も「苦境」に見舞われたが、不死鳥のようによみがえってきた。それを支えたのが、産みの母と育ての母の、2人からかけられた言葉の数々だった。
「美川さんは2024年1月、FLASHのインタビューで『私が2歳のときに産みの母が肺結核を患ってしまい、私は母の姉に預けられました』と打ち明けていました。
1972年、美川さんのヒット曲のひとつ、『さそり座の女』が発売されました。レコードも爆売れして、美川さんいわく『ウハウハ』だったそうです。しかし直後、『ちょっと “やんちゃ” をしちゃって、しばらくお仕事を控えていたんです』とご自身の不祥事をふり返っていました。
そして『そのときも母たちが私に「大丈夫よ。つまずけば、つまずいた人のこともわかるようになるから。つまずきをバネにして生きなさい」と諭してくれたんです』と語っていました」(取材した記者)
美川はさらに、「言葉は乱暴ですけど」と前置きして、「産みの母から『あなたは望まれて世に出てくる子ではなかった』とも言われましたが、一方で『しぶといから大丈夫。最後まであきらめないでやり遂げなさい』とも言われ、その言葉を胸にしまいながらの(芸能生活)60年でした」と明かしていた。
美川のオフィシャルブログのタイトルは「しぶとく生きる」。病魔を克服して、元気な姿を見せてもらいたい。
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