
美川憲一(写真・福田ヨシツグ)
11月13日、歌手の美川憲一がパーキンソン病であることがわかった。今年9月には心臓の病気である洞不全症候群にかかったことを公表し、入院、リハビリを続けていた。所属事務所は、《術後経過は順調だったのですが、リハビリの際に違和感を感じ、再度精密検査を行った結果、『パーキンソン病』であることが判明しました》と伝えた。
パーキンソン病は体の震えや、筋肉の強張りなどの症状が特徴的で、体の動きがうまくコントロールできなくなる進行性の神経疾患。国指定の難病でもある。しかし《本人の強い意向》により、メディカルサポートは欠かせないものの12月14日に愛知県で行われるディナーショー公演「美川憲一&コロッケ Christmas Dinner Show」から活動を再開する予定という。
「パーキンソン病には多くの有名人が罹患しています。海外ではボクシングのモハメド・アリさんや、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで有名なマイケル・J・フォックスさん、“メタルの帝王”オジー・オズボーンさんなどが知られます。国内ではみのもんたさんや、永六輔さん。初代タイガーの佐山聡さん、芸術家の岡本太郎さんらが告白してきました。みのさんは2023年6月10日に、読売新聞の医療サイトでのインタビューで病気について語っています。2019年に知人の葬儀に参列、お焼香の列に並んでいるときに体のバランスがおかしいことに気づき、検査を受けたらパーキンソン病が発覚。インタビューでは《進行は止まってほしいし、いずれは素晴らしい薬ができると信じてます。でも、もし、体が不自由になっても悲観することはない。それはそれで、新しい目線で世界を見られるようになる。閉じこもらず、毎日を楽しむしかないよ》と語っています。美川さんも同じような気持ちかもしれませんね」(前出・記者)
Xでもエールとともに、活動再開の予定に驚く声も。
《休養の発表ではなくて活動再会のお知らせなんですね!!!すごすぎる。パーキンソン病の方の力になると思います。応援致します!》
《本当、無理しないようにしていただきたいです。年齢もいつのまにか79歳。そりゃ自分も歳をとるはずか》
《美川憲一さん流石です。普通であればパーキンソン病とわかった時点で何もする気は起きないはずです。「12月14日の公演から活動を再開すると発表した。」これは凄い!プロ意識を超えた魂の強さを感じます》
高齢でも、不調であってもステージには立ち続けるという気概が伝わる。
「コロッケさんとのステージは12月16日に長崎でも行われます。年末には歌番組などへの出演も多い。プロ意識の高い美川さんなので仕事に穴はあけないでしょうが、無理はしないでほしいですね」(前出・記者)
しっかりリハビリをこなし、軽妙なトークと唯一無二の歌声をもう一度聞かせてほしい。
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