
険しい表情で撮影に臨んでいた堺雅人(写真・吉田豊)
“聖地”に、あの男が帰ってきた――。
「11月中旬、神田明神で大規模な撮影がおこなわれました。現場にいたのは、堺雅人さん。さらに、富栄ドラムさんも駆けつけました。この2人と言えば、TBSが総力を結集して制作中のドラマ『VIVANT』(TBS系)ですよ」(映像関係者)
2023年に放送された日曜劇場『VIVANT』は、最高視聴率19.6%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)という記録的なヒットを飛ばし、日本中を席巻した。ファンからの要望に応え、今年6月に続編制作が発表。来年放送される。
この日の現場では、堺が険しい表情でセリフを叫ぶシーンなどが撮影されていた。
「神田明神は、前作でも登場した“聖地”。同作の主人公、乃木憂助が所属する、秘密部隊『別班』の緊急招集のサインが示される場所として登場しました。続編制作にあやかってか、作中にも登場する『別班饅頭』が、神田明神で今も実際に販売されています。
国内以外にも、前作に引き続き海外ロケもおこなう力の入れっぷりです。ただ、困ったのはロケ地での食事。田舎町だったそうで、レストランもないなか、前作から原作・演出を務める福澤克雄さんが手ずから食事を作り、ステーキやパスタをふるまったそうですよ。撮影はまだまだこれから。何カ月も続くそうです」(前出・映像関係者)
前作に続いてのヒットが嘱望されているが、座長としてのふるまいはいかに。TBS局員はこう語る。
「堺さんの真摯な役作りに、共演者もかなり緊張感を持って臨んでいるそうですよ。海外ロケでの堺さんは、とにかく完璧でした。リハーサルからNGなしで、猫が横切ったときくらいしか撮り直しませんでしたね。出番が終わると、観光もせずホテルでセリフを覚えていたそうです。セリフ覚えも完璧なので、共演する阿部寛さんもものすごいプレッシャーだったとか(笑)。
ただ、局内でも全くと言っていいほど『VIVANT』の内容など、詳細な情報が入ってこないんです。他のドラマではなかなかないことですから、緘口令が敷かれているのだと思います」
『VIVANT』制作陣も、別班顔負けの隠密部隊だったようだ。
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