芸能・女子アナ芸能

堺正章、26年ぶり『紅白歌合戦』に出演…下積み時代は米軍基地でアメリカ兵が殴り合いの喧嘩を始めたことも

芸能
記事投稿日:2025.11.17 11:00 最終更新日:2025.11.17 12:33
出典元: SmartFLASH
著者: インタビューマン山下
堺正章、26年ぶり『紅白歌合戦』に出演…下積み時代は米軍基地でアメリカ兵が殴り合いの喧嘩を始めたことも

堺正章

 

 11月14日、『第76回NHK紅白歌合戦』の出場歌手が発表されました。堺正章さんが、ムッシュかまやつさん、井上堯之さんと結成したバンド『ソン・フィルトル』として、1999年に出場して以来、26年ぶりに紅白のステージに立ちます。堺さんは放送100年の特別企画で自身のヒット曲をメドレーで披露するそうです。

 

 堺さんと言えば、番組司会者のイメージがあると思います。しかし、世の中に最初に知られるようになったきっかけは音楽。1962年に加入したバンド『ザ・スパイダース』で『夕陽が泣いている』『あの時君は若かった』などの曲がヒットしたことで、一躍スターダムに駆け上がったのです。

 

 筆者は以前、堺さんにバンドの下積み時代のお話をお聞きしています。

 

「売れたのは僕が20歳だったので、4年間はずっとジャズ喫茶で演奏している下積み生活でした。『この先どうなるんだろ?』と。でも、『いつかこの生活を抜けてやろう』とは思ってたね」

 

 当時、ソロ歌手では平尾昌晃さん、ミッキー・カーチスさん、坂本九さん、ジェリー藤尾さんといった、そうそうたる方たちが活躍していました。しかし、グループでは前例がなかったと言います。

 

「あきらめて『もうダメだ、1人でやろう』みたいなグループもあったね。だけど、我々はリーダーの田辺昭知さん以下7人のメンバー全員が『グループでやっていこう』と。結束は固まってたんで、『あとは売れるだけだ』って。そこが一番大変なのに(笑)」

 

 下積み時代の『ザ・スパイダース』は、米軍基地でも演奏していました。

 

「僕たちが演奏していたら、黒人と白人のアメリカ兵が殴り合いの喧嘩になってMP(ミリタリーポリス)がその喧嘩を抑えようとしてる間に、マネージャーが『逃げろ!』っていたんですよ。

 

 だから、僕たちは楽器を置いたまんま裏道からダァーと出たら、広場みたいなところで、サーチライトがサァーとたかれてて。メンバーの、かまやつひろしさんが『おまえ、まっすぐ逃げちゃだめだ、ジグザグに逃げろ! 撃たれるぞ!』って。撃たれるわけないんだよ(笑)」

 

 そんな、今では考えられない経験をへて79歳になった堺さんが歌う60年前のヒット曲『夕陽が泣いている』『あの時君は若かった』をメドレーで聞けるかもしれません。今年の大みそかが今から楽しみです。

12

芸能・エンタメ一覧をもっと見る

今、あなたにおすすめの記事

関連キーワードの記事を探す