芸能・女子アナ芸能

JO1 中国でファンイベント中止、日中関係悪化でエンタメ業界に大ダメージ…邦画は公開延期、STARTOアイドルへの影響も

芸能
記事投稿日:2025.11.18 19:29 最終更新日:2025.11.18 21:02
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
JO1 中国でファンイベント中止、日中関係悪化でエンタメ業界に大ダメージ…邦画は公開延期、STARTOアイドルへの影響も

台湾有事について言及した高市首相

 

 日中関係がエンタメ業界に深刻な影響を及ぼしている。

 

 11月17日、男性11人グループ「JO1」が28日に中国・広州で開催を予定していたファンイベント中止すると発表した。公式アカウントは中国のソーシャルメディア「微博」で「不可抗力の影響により中止となりました」と理由を示している。

 

「ことの発端は、7日におこなわれた衆議院予算委員会の質疑でした。野党議員から台湾情勢の緊張に関する見解を問われた高市首相は、『(仮に)戦艦を使った武力行使が伴うのであれば、日本にとって存立危機事態になり得る』と答弁。これに対して、中国政府は日本が台湾情勢に軍事的介入の可能性を示しているとして大反発したのです。

 

 現在、中国外務省は、日本への渡航を自粛するよう注意喚起し、留学に対しては慎重に検討するように呼びかけています。JO1のイベント中止がどのような理由かは明らかになっていませんが、日中の政治的緊張が影響している可能性は高そうです」(政治部記者)

 

 政府間の緊張が続くなか、イベント中止を迫られたのは「JO1」だけではない。芸能ジャーナリストはこう語る。

 

「世界で人気を誇る邦画作品ですが、12月に中国公開が決まっていた映画『クレヨンしんちゃん超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』と、11月22日に公開予定だった『はたらく細胞』が公開延期になったと複数の中国メディアが報じています。このまま公開中止となれば損失はかなり大きいですね。

 

 映画だけでなく、『JO1』同様にアーティストへのファンイベントやライブに影響が出る可能性もあります。とくに、中国でも人気を誇る『STARTO ENTERTAINMENT』のタレントは中国を意識した活動を活発におこなっており、『Snow Man』は2020年にアジアツアーの様子を中国のプラットフォームで配信。『なにわ男子』は2025年に中国の動画共有プラットフォーム『bilibili』公式チャンネルを開設しました。実際に中国本土でのライブを開催したSTARTOのグループは少ないですが、日中関係の悪化は彼らの活動にも影響が出そうです。

 

 また、10月に芸能界復帰した小島瑠璃子さんは、活動再開後初の公の場に選んだのが『2025中国ドキュメンタリー映画祭 in Japan』の試写会トークイベントです。そもそも、彼女が芸能活動を休止した理由は中国へ留学するためでした。中国での活動も視野に入れているようですが、政治の緊張が落ち着くまでは向こうのメディアに出演するのは難しいと思います」

 

 政治と文化交流は別の話、とはいかないものだろうか――。

12

芸能・エンタメ一覧をもっと見る

今、あなたにおすすめの記事

関連キーワードの記事を探す