YouTuberのヒカル
結婚したにもかかわらず「浮気オッケー」とする “オープンマリッジ” 宣言以来、批判の声が鳴りやまないYouTuberのヒカルが、宅配ピザチェーン『ナポリの窯』を展開する、いちごホールディングス(宮城県仙台市)の取締役に就任したことを発表し、大きな話題となっている。
「ヒカルさんは、11月16日に『大手飲食チェーン店から1000人の従業員を救ってほしいと直談判されました』のタイトルで、YouTubeを更新し、亡くなった創業者から同社を託される形で『ナポリの窯』の買収・子会社化を決めた格安携帯キャリア『エックスモバイル』の木野将徳社長らとの打ち合わせの様子をアップしました。
仙台発祥の『ナポリの窯』は、全国に約100店舗を抱える、業界では4番めに大きい規模の宅配ピザチェーンです。アメリカスタイルのピザではなく、自社で抱える工場で手作りしたイタリアスタイルのピザを特徴としています。
味には絶対的な自信があるものの、マーケティング面の弱さなどから伸び悩む現状を相談されたヒカルさんは、同社の規模の大きさや潜在能力に大きな可能性を感じたようで、全面協力を快諾。数週間後、臨時株主総会を経て、ヒカルさんと、その右腕的存在でもあるサムライパートナーズ代表取締役CEO・入江巨之(ひろゆき)氏が、同社の取締役に就任したことが明かされました」(スポーツ紙記者)
ヒカルが飲食店とビジネスをするのは、これが初めてではない。2021年、ファミリーレストランを各地で展開する『ジョイフル』(大分市)が、コロナ禍の影響で2年間で200店以上も閉店せざるを得ない苦境に立たされた際、ヒカルは、自ら大分市のジョイフル本社を訪れ、コラボを提案。全国のジョイフル各店とオンラインショップで販売された、ヒカルとのコラボ商品は爆発的なヒットとなり、同社の株価をV字回復させた実績を持つ。
今回、『ナポリの窯』への全面協力を決めたヒカルが「知ってもらうっていうのは、もう得意なんで」「ホントえげつないぐらい売れると思うで、ここから」などと自信を見せていたのも、このときの成功体験に基づいているのは間違いない。
「実際、“ヒカル効果”は早くも出ているようで、18日にXを更新した『ナポリの窯』公式は《ヒカルCHでの発表から2日が経過...昨日の時点で凄まじい成果が出ています!》と切り出し、《Uber Eats全体の注文数は前週比250%以上を記録し、最大2,000%超えの店舗も登場 さらに、公式サイトからの注文数も全体で200%超えに》と、驚異的な伸びを見せていることを報告しました。あれだけ世間を騒がせても、なおインフルエンサーとして衰えないヒカルさんの影響力が証明される結果となっています」(同前)
順調な滑り出しを見せたことで、Xには
《宅配系ではダントツに美味しいので知らない人には知ってほしい味ですね》
と、ヒカルの訴求力を絶賛する声もある一方で、
《よりによって炎上繰り返してるYouTuber 社員の気持ちを考えるとほんと可哀想》
《自分はヒカルアンチなので買うのやめます。今までありがとうございます。マルゲリータ美味しかったですよ》
など、“オープンマリッジ” 宣言で多くの敵をつくってしまったヒカルに対する逆風の声や、
《オープンマリッジピザ、絶対ファミリー層買わない》
といった、ファミリー層との相性の悪さを指摘する声も複数、あがっている。
「当のヒカルさんは、19日にXを更新し、そうした声も把握済みのようで、《「ヒカルがいたらナポリの窯のピザを食べたくなくなる。中長期的にみたらマイナスしかない」と言われている皆さま、ご安心ください》と切り出すと、《これから先、僕の影響でナポリの窯の売り上げが今よりも万が一下がるようなことがあれば自分から立場を退きます》と明言。《数ヶ月、数年後にどうなっているのか?見届けて欲しいです》とポストし、『ナポリの窯』の発展に自信をのぞかせています。ナポリの窯としても、こうした批判の声があがることは想定のうえで、ヒカルさんに協力を求めたのではないでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)
ヒカル効果で「ナポリの窯」が大躍進を遂げることができるか、注目だ。
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