とろサーモンの久保田かずのぶ
11月17日、お笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶが『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日系)でモノマネ芸について率直な思いを語った。近年たびたび議論されるモノマネ芸人のマナーや敬意をめぐる問題に、あらためて注目が集まっている。
同番組は2024年4月に放送を開始。久保田とウエストランド井口浩之がMCを務め、“本音を語る”番組として人気を得ている。
「久保田さんは井口さんから、最近の若手で常識がないと思った点について問われ、高市早苗首相のモノマネに言及しました。モノマネをするのは悪くないとしながらも、『“高市早苗さんのモノマネ”って書けよ。“高市早苗のモノマネ”ってなんで呼び捨てにできるの?』と語気を強めました。さらに、『お前らが社会乱してるから高市さんが頑張ろうとしてるところもあるんだからな!』と続け、敬意の欠如を問題視しました」(放送作家)
X上では、
《ちょっと感動した。ちゃんとした人なんだな……》
《芸人の矜持を見た、今後は応援したい》
といった声が寄せられ、驚きと共感の声があがっている。この発言を受け、多くの視聴者が思い出したのが今年9月に亡くなった歌手、故・橋幸夫さんのお通夜で起きた騒動だ。
「9月9日、東京都文京区の傳通院で行われた通夜に、EXILEのATSUSHIさんのモノマネで知られるRYOさんが参列。サングラス姿の“ATSUSHI風”スタイルで訪れたため、葬儀関係者や記者らが本人と勘違いし、著名人として案内されインタビューまで受けました。その後、橋さんと深い親交がなかったことも明らかになり、行動の是非が大きく問われました」(芸能ジャーナリスト)
その後、本人はXで《勘違いをさせてしまい大変申し訳ございませんでした》と謝罪をした。ATSUSHI本人も不快感を示し、モノマネ芸における“節度”の必要性が強く浮き彫りになった出来事だった。
「高市首相のモノマネでいえば、キンタロー。さんがいち早く取り入れ、Instagramでも首相と明記し投稿していた例もあります。モノマネは“本家がいて成り立つ芸”である以上、本家への敬意が欠ければ批判を浴びるのは当然です。今回の久保田さんの発言は具体的に誰のことを指したものかは不明ですが、芸を行う上での最低限の姿勢やマナーを見つめ直すきっかけとなったといえるでしょう」(前出・芸能ジャーナリスト)
久保田の提言は、今後のモノマネ界に大きな影響をおよぼしそうだ。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







