
ナイツ塙宣之がラジオでつぶやいた企業への不満が、大手コンビニチェーンを動かしたことが話題となっている。
「11月11日放送のラジオ番組『ナイツ ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)で、塙さんはローソンの店内コーヒー『マチカフェ』のカップデザインに関する苦言を述べたのです」(芸能記者)
事の経緯はこうだ。
「塙さんは、Mサイズのコーヒーを購入するつもりでカップを手にしたのですが、カップに記された “LAWSON” の頭文字『L』をサイズの『L』と誤認。セルフレジでLサイズの料金を支払ったというのです。
そのまま『その容器に(コーヒーを)入れました。ドドドドドドッ、あふれちゃったんですよ。で、よく見たらローソンの “L” 。これ絶対間違えるよね。もう間違えないけど、あれダメだよね』とデザインに苦言を呈したのです」(同)
ここからのローソンの対応スピードが驚きだ。
「同社はその1週間後の18日、『マチカフェ』のカップデザインに記された『L』のデザインがサイズの『L』と誤認するとの意見を受け、カップデザインを変更し、店内に注意喚起のお知らせを掲出することを発表したのです」(同)
しかも、ローソンは、同じく18日放送の『ザ・ラジオショー』にメッセージを送付し、同じくデザイン変更することを、塙にも報告。ただし、現在流通しているカップの在庫が切れるまでの約3カ月は店内にお知らせを掲出し、それ以降にデザインを切り替えると告げたのだ。
「そのうえで同社広報部は、『塙さんから貴重なご意見をいただいたお陰で改善に向けた検討をおこなうことができました。心より感謝申し上げます。引き続きお客様に快適なお買い物をしていただけるよう、会社一丸となって取り組んでまいります』と、誠意ある回答をしていました」
Xでは、塙が企業を動かしたことや、ローソンによる異例の対応に称賛の声があがっているようだ。経済担当記者もこう語る。
「ローソンは全国に約1万5000軒ありますからね。カップのデザインを変更するだけでも、かなりのコストと労力がかかるはずです。これを素早く変え、なおかつ報告する姿勢は、危機対応として完璧と言えるのではないでしょうか。
単なる火消しだけでなく、しっかりと意見を受け止めて改善をする、素晴らしい事例ですね」
ひとつの声が、企業を変えたというわけだ――。
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