
デヴィ夫人
高市首相の「台湾有事」をめぐる発言に中国政府が反発を強めるなか、タレントのデヴィ夫人ことデヴィ・スカルノ氏が、自身のXで両国の対立に言及。X上で賛否を呼んでいる。
「デヴィ夫人は、11月20日にXを更新。《理不尽な中国の暴虐に対し日本の方々よ一丸となって戦いましょう》と切り出すと、《日本経済に多少影響があっても忍耐 辛抱 他に活路を見出す知恵を持ちましょう。日本の経済人よ、こういう時こそ英知を発揮して、日本総力で戦えば勝てるはず》と、経済界に奮起を促しました。一方、日本への渡航自粛を国民に呼びかける中国に対し、《日本大好きで投資した中国の方々、日本に来れなくて困るのはあなた方では》と非難しました」(スポーツ紙記者)
デヴィ夫人の“勇ましい”ポストに、X上では、
《これを機会に中国依存を脱却。世界の中国離れの先陣を切りましょう》
と共感の声も多くあがっている一方で、
《「日本経済に多少影響があっても忍耐 辛抱」出来るのは、資産のリスク分散がちゃんとできている富裕層だけですよ…。ご自分の尺度で政財界を煽られると庶民は困ります》
《戦う?では、あなたの大事なお孫君からどうぞ》
など、批判的な声も多く寄せられている状況だ。
「デヴィ夫人の『戦いましょう』という発言が、具体的に何を指しているのかは曖昧ですが、中国に対する夫人のスタンスは、2024年9月24日に『日本の安全保障体制』というタイトルで更新された夫人のブログからも読み取れます。夫人は、この日のブログで《高市早苗経済安保担当相(※当時)の「改憲と国防」の思想を支持します。9条改正は急ぐべき課題です》と、改憲派であることを明言。そのうえで、《国力は落ち、国土も企業もどんどん中国人に買われ、日本人が3人よれば2人は60歳以上、火葬場の8割は中国人のものになっている現状。少子化は進み、30年後の日本はどうなっているのか想像するだけで恐ろしい》などと、つづっています。
今回の『戦いましょう』発言は、武力行使のことを指しているわけではないのでしょうが、夫人は、中国に対して日本は毅然とした態度を示すべきという考え方なのでしょう。とはいえ、中国政府の一連の強硬な姿勢は、あくまで共産党上層部への忠誠心を示すためのアピールと受け止める人も多く、はたしてどこまで“挑発”に乗るべきなのかと冷めた目で見ている人も多い。どこまでデヴィ夫人と同じ情熱を持った人がいるのか疑わしいところです」(同前)
売り言葉に買い言葉にならないといいが……。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







