
ナイフとフォークに疑問を呈した人気俳優(写真・本人Instagramより)
声優・俳優の津田健次郎が、11月16日放送のラジオ『津田健次郎 SPEA/KING』(TOKYO FM)で、食事の作法について素朴な疑問を投げかけた。
ナイフとフォークについて「完成形ですか?」と問いかけた発言が共感と議論を呼んでいるという。
「きっかけは、リスナーからの『食べにくいもの』についての質問でした。津田さんはまず、平皿でピラフやチャーハンを食べるとき、最後はどうすればいいのか悩むと吐露。皿を持ち上げてかきこむのは行儀が悪いのではないかと話していました」
そこから津田の疑問は、ナイフとフォークに広がっていく。
「津田さんは『ナイフとフォークはあれが完成形ですか(笑)。ものすごく不完全だと思う』と私見を展開する一方、箸の完成度について評価。米の1粒まで食べられるとしつつ、ナイフとフォークはそれができないと話したのです」
さらに、「フォークは特に単体で勝負できないじゃないですか。パスタはフォークだけでも食べられますけど、ちょっと細切れのものだと食べにくいというか、ほぼすくうような感じじゃないですか」とも語っていた。
Xでは、津田の意外な視点からの見解に対して
《確かに最後に『箸ありますか』って言いたくなることはあるな》
《やっぱり日本人はお箸が最強説》
などさまざまな意見が寄せられている。放送作家がこう語る。
「津田さんの今回のトークには少し続きがあり、『ナイフとフォークはもうちょっと進化させません?』と提案しています。つまり、単なる不満ではなく、より高い実用性を求めて問題提起している点がユニークです。
とくに、お箸と比較して『フォークが単体で勝負できない』という言語化も、リスナーがなんとなく心の中で抱いていた違和感をすくいあげているようですね」(放送作家)
東西のカトラリーに対して問いかけた背景には、幼少時代が影響しているようだ。
「津田さんは大阪で生まれたのち、1歳から8歳までインドネシア・ジャカルタで過ごしました。今年8月放送の『アナザースカイ』(日本テレビ系)では、46年ぶりに現地を再訪。大好物のナシゴレンを夜市で堪能していましたが、こうした異国での食文化体験が、今回の視点を養ったのかもしれません」
注目すべきは、ジャカルタから帰国後の津田の食への向き合い方にある。
「2022年9月放送の『ぐるぐるナインティナイン』(同系)では、大阪に戻ったあとタコ焼きにどハマリしたことを明かしていました。ただ、それまでタコをあまり食べない環境で暮らしたことから、『こんなうまいものをすぐに飲み込んだらもったいない』と、タコを飴のように口のなかで転がし、存分に味わってから食べていたそうです」
異国での食生活、そのあと日本に戻ったときの感動が、食器やカトラリーの常識を揺さぶっているようだ。
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