
食事中のシャオシャオ(2023年)
11月7日の衆院予算委員会で高市早苗首相が答弁した、台湾有事をめぐる答弁で勃発した日中間の軋轢。
中国政府は、水産物の再度の輸入停止措置や日本への渡航自粛を呼びかけているが、11月20日には北京日報の電子版が、遼寧大学日本研究センター研究者の見解として「中国はパンダの新たな貸し出しを停止し、日本からはパンダがいなくなる可能性がある」と伝え、波紋が広がっている。
「現在、日本国内にいるパンダは、上野動物園のシャオシャオとレイレイの2頭のみですが、この2頭も2026年2月には中国に返還される予定です。
そのため、日中友好議員連盟会長の森山裕前自民党幹事長らが、新規の貸与を中国側に要請してきました。中国側も前向きでしたが、その空気も一変しそうな環境です」(政治担当記者)
日本の動物園からパンダがいなくなる可能性も出てくるなか、SNSなどでは、自身の公式サイトでオリジナルのパンダグッズを発売するほどパンダを愛し、「日本パンダ保護協会」の名誉会長を務める黒柳徹子の心痛を慮る書き込みが急増している。
「黒柳さんは6歳のとき、アメリカ帰りのおじさんからパンダのぬいぐるみをお土産で手渡され、『これが生きているものだと知ったときは、本当に驚きました』と“パンダ愛”のきっかけを語っています。このぬいぐるみをとても大切にしていた黒柳さんは、東京大空襲のときもリュックに入れて避難したそうです。
日中国交正常化前は訪中が制限されていたので、1968年にロンドンの動物園を訪問して“生パンダ”を見たと語っていました」(芸能記者)
こうしたあふれるパンダ愛ゆえ、「日本にパンダがいない」という状況になれば、黒柳の落胆は容易に推察できる。
Xにも
《パンダが居なくなって直面する心配は、黒柳徹子さんの哀しみです》
《返還されたら、黒柳徹子さんの体調が心配になるな…と、割と本気で思った》
《黒柳徹子さんがショックで倒れやしないかと心配してる》
などのポストが寄せられている。
SNSには《中国はパンダを政治利用している》という書き込みもあるが、あの愛らしい姿に癒される機会が失われてしまうとしたら残念だ。
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