
クロちゃん
安田大サーカス・クロちゃんが11月19日、Xを更新し、《彼女が出来たしん! 遠距離だけど頑張るしんよー♪》と投稿した。若い女性と指ハートで頬を寄せ合う“恋人風ショット”が添えられ、話題を呼んでいる。
「現在、この投稿は6万いいね、2700リポストを突破しています。Xには《おめでとうクロちゃん!彼女さんと末永くお幸せに》《純粋に幸せになってほしい》《クロちゃん、おめでとう!水ダウだったとしても、おめでとう》と温かい空気が広がっています」(芸能記者)
祝福ムードに包まれたクロちゃんだが、この状況はかつての“炎上”続きの状況と比較すると、かなりの違和感があるのはたしかだ。
「クロちゃんは1月、『水曜日のダウンタウン(水ダウ)』(TBS系)で当時の恋人・リチさんにプロポーズし、失敗しました。『今日で変わるから!』『勝手に終わらすなよ!』『最初からやり直そうよっ!』と涙で訴える姿は記憶に新しいところです」(同前)
リチが別れを選んだ理由は明確で、クロちゃんが、髪色・服装・食事に至るまで“自分好み”を押しつけ、対等に向き合わなかったからだった。そこで浮き彫りになった彼の“支配欲”の強さは、視聴者から厳しい目が向けられた。
「ほかにも『水ダウ』では、男女が一軒家で共同生活を送る『テラスハウス』のパロディ企画『モンスターハウス』で、2人の女性を同時に口説き落とそうとする“二股恋愛”を敢行したり、女性がいない隙にグラスを舐めままわしたりするなど、スタジオも視聴者もドン引きするような行動を見せました」(同前)
だが最近の『水ダウ』では、クロちゃんの“別の一面”を見せる企画が増えている。
「7月30日放送回では、2023年に亡くなった父・香さんとの再会を疑似体験する企画に登場しました。“川の向こう岸に父が見える状況”に置かれ、混乱しながらも『親孝行できてない』『旅行連れてくって言ってたのに……ごめんなさい』と涙ながらに呼びかける姿は、視聴者の心に深く刻まれました。
また、11月12日放送では、目の不自由な漫談家・濱田祐太郎と共演。ポリープ手術でしゃべることができなかったクロちゃんは“どう自分を理解してもらうか”に悩み、手のひらや背中に文字で伝える不器用なコミュニケーションを披露し、相手への思いやりを垣間見せたのです」(同前)
数々の“狼藉”のなかで、ふと見せる弱さや優しさに、世間も「クロちゃん」という人物に対する見方が変わってきているのかもしれない。芸能プロ関係者もこう指摘する。
「クロちゃんの強みは、よくも悪くも“人間らしい”点です。腹黒さ、下心、泣き虫、すべてをさらけ出し、隠しません。視聴者はそこに、妙な誠実さを感じてしまい、結果として、炎上しても許される空気が生まれています」
かつてインタビューで、自らを「国民のおもちゃ」と呼んだクロちゃん。いまや、大切に扱われる存在になったのかもしれない。
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