11月20日、午前0時にフランスのボージョレ地区で醸造したワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」の販売が解禁されました。
筆者は、ワインと言えば髭男爵・ひぐち君が真っ先に思い浮かびます。髭男爵は、登場の際にワイングラスを掲げて「ルネッサ~ンス!」と叫びます。そしてツッコむときには、ワイングラスを2人でカチィーンと合わせる「乾杯漫才」で知られています。
しかし、それだけではありません。現在のひぐち君は日本ソムリエ協会認定「ワインエキスパート」、国際的に認められたワインの認定資格「WSET Level 3」を取得。2020年には「ソムリエ・ドヌール(名誉ソムリエ)」に就任。年間1400銘柄のワインを飲んでいるという、芸能界一のワイン通なんです。
筆者は以前、ひぐち君にワインについてお話をお聞きしています。
「『乾杯漫才』で散々やってた僕が言うのもおかしいんですが、実はワイングラスを合わせるのってマナー違反なんですよ(笑)。乾杯はグラスをかかげるぐらいで、カチィーンと合わせるのはよくないです(笑)」
仕事で高級ワインを飲める機会もあると言います。
「ホリエモンさん(堀江貴文)のイベントにワインの仕事で行ったんですよ。そのときにボルドーワインの61種類のブースがあって、僕も飲めることになったんです。
ボルドーは1級から5級があって、1級は1本10万円以上するんです。そこには1級が5種類あったから、それだけで50〜60万円分飲みました。そのときは1時間しかなかったので、とりあえず高いワインから飲んでいったら、1時間で61種類全部飲めたんですよ(笑)。
ボルドーは『このぶどうしか使ってはいけない』とか法律で事細かく決められていて、ちゃんと作っているんですよ。いいお酒って酔わないって言うじゃないですか。だから僕、お酒弱いんですが、61種類飲んでも普通に電車で帰れて、次の日も朝起きて普通に仕事に行けましたから。ちゃんと作ってるワインは『悪酔いしないんだな』と思いました」
ワイン通のひぐち君にクリスマスにピッタリのおすすめワインを紹介してもらいました。
山形県の月山ワインというワイナリーのロゼ スパークリングワイン『ソレイユルバン ロザートフリッザンテ』がおすすめです。お値段も2000円ぐらいでリーズナブルです。
酸味がアメの『小梅』みたいで、口の中でピチピチとはじける感じがチャーミングなんで……あっすいません、ワインの世界ではチャーミングと表現したりするんですよ(笑)。泡も心地いいんで、女性も好きだと思いますし、チキンやイチゴのケーキにも合うのでクリスマスにピッタリのワインだと思います」
ワインに興味のある方は、ひぐち君の著書『髭男爵ひぐち君の語る日本ワインサロン』(三栄書房)を手に取ってみてはいかがでしょうか。
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