
吉沢亮
《日本映画において新たな金字塔を打ち立てました!!》
25日、映画業界に新たな歴史が刻まれた。6月に公開された『国宝』が歴代邦画実写興行収入ランキングを22年ぶりに更新すると、公式Xは喜びの声をあげた。
「これまでは、2003年公開の織田裕二さん主演『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』が173.5億円で長年トップに君臨していました。しかし24日、『国宝』がついに1231万人を動員し、興行収入173.7億円(興行通信社調べ)を記録。わずかな差ながら“歴代実写映画No.1”の座をついに奪取したのです。
同作の人気は衰えることなく、公開から5カ月を過ぎても全国で上映されており、さらにロサンゼルスやニューヨークでも上映されました。今後、さらに興行収入が増えることは間違いないでしょう。200億円の壁を超えるのも夢でないと思います」(映画誌ライター)
主演で歌舞伎の女形を演じ切った吉沢亮に賞賛が集まる一方で、『国宝』が公開される約半年前に吉沢が起こした“泥酔事件”は記憶に新しい。本来なら人気俳優として大きなダメージを負ってもおかしくないが、吉沢は見事に立ち直り、むしろキャリアの幅を広げている。なぜここまで再浮上できたのか、芸能ジャーナリストは吉沢の復活劇をこう語る。
「ことの発端は2024年末でした。吉沢さんは、12月29日、友人らと酒を飲んで泥酔してしまい、翌日の午前中、港区にある自宅マンションの隣の部屋に侵入しました。隣人女性が110番通報したことで発覚し、『トイレをしたくて勝手に入ってしまったと思います』と供述しました。
不祥事の代償は大きく、CMに出演していたアサヒビールは、報道の翌日に契約解除を発表。2月14日に公開予定だった主演映画『ババンババンバンバンパイア』の延期も決定した。しかし、隣室の女性とはすぐに示談が成立して不起訴になったこともあり『国宝』は予定通り公開されたのです。
泥酔事件から復活を遂げたポイントのひとつは、所属事務所の対応です。すばやく、過不足なく説明したうえで、とくに被害女性に対する配慮をみせました。また、吉沢さんのファンも必要以上に彼を擁護しなかったのも、炎上が大きくならなかった要因でしょう。
また、CMも降板ラッシュになるかと思いきや、2020年から広告に起用しいる『アイリスオーヤマ』が吉沢さんを切りませんでした。しかし世間は、対応が甘いと見るのではなく、『アサヒビール』の降板で禊は済んだと判断する声が広がったんです」
そしてなにより、吉沢には俳優としてものすごい実力があった。
「泥酔報道後も、2作連続で作品性の高い映画が公開されたことで、『やはり実力派』という世論を味方につけましたね。いずれにせよ、騒動を上回る大ヒットが、吉沢さんのキャリアにとって最大の追い風となったことは間違いないです」
見事な復活劇を遂げた吉沢の演技も国宝級というわけだ。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







