
ダイアン津田篤宏の「長袖をください」もランクイン
2025年もあと1カ月余り。もうすぐ年末の風物詩、『現代用語の基礎知識 選「2025 T&D保険グループ新語・流行語大賞」』が発表される。すでにノミネート30語は発表されているが、確かによく聞いた言葉がある一方、人によっては初めて聞いたという言葉も――。
そこで本誌はアンケート調査を実施。ノミネートされた30語を対象に「聞いたことがない言葉はどれ?」を全国の10代(15歳以上)と20代の男女500人に聞いた。
若者が知らない流行語はどれなのか。トップ5から見ていこう。
【第5位】「ビジュイイじゃん」24票
ダンスボーカルグループ「M!LK」(ミルク)の楽曲「イイじゃん」の歌詞。SNSで大バズリし、総再生回数は25億回超えとなった。10代女子を中心に流行したが、興味がない若者も多かったか。
【第4位】「長袖をください」33票
『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の人気企画「名探偵津田」で、ダイアン津田が発した言葉。ノミネート発表後、津田はXで《ごいごいすーではないんかい!》と反応。
【第3位】「ほいたらね」34票
NHK連続テレビ小説『あんぱん』の舞台となった高知の土佐弁で「じゃあね」「またね」の意味。ナレーションや劇中のセリフで使用された。第4位とともにテレビ発信の言葉だが、若者のテレビ離れが進んでいることの表れかも。
【第2位】「卒業証書19.2秒」42票
学歴詐称問題で失職した静岡県伊東市の田久保真紀氏・前市長の関連。テレビのワイドショーなどでは大騒動となっていたが、若者はあまり関心がなかったかも。
【第1位】「おてつたび」59票
「お手伝い」と「旅」をかけ合わせた造語。人手不足で困っている農家や宿泊施設などの手伝いをしながら旅行をするスタイル。と、聞けば「なるほど」と思えるが、流行語というほどには浸透していなかったか……。
近年は毎回のように「流行語とは思えない」といった否定的な意見も多い「新語・流行語大賞」。今回の調査に参加した10代・20代の若者たちからも同様の意見は多数あった。ただ、その一方では
「知らない言葉もあるが、SNSで流行った言葉も多い印象」(20代女性・会社員)
「テレビ関連だけじゃなく、ネットで流行ったものも多い。去年までとは変わってきたと思う」(10代男性・学生)
など、「言葉の選択に変化を感じた」という意見も少なくなかった。これまで多かった「野球」関連の言葉が今回ノミネートされなかったように、選考基準も変わりつつあるのかもしれない。また
「今年はこういうのが流行ったんだと1年を振り返ったり、あとから『あの年はこれが流行ったんだ』と思い出せる。これからも続けて欲しい」(20代男性・会社員)
といった意見もあった。
さて、2025年の大賞となる言葉は?
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







